フロム情報連絡員

依然、厳しい景況

情報連絡員80名
回答数:72名
回答率:90.0%
11月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による10月分の県内景況は、前年同月比で、業界全体のD.I値が−56.0ポイントとなっており、9月調査と比べて10.2ポイント好転した。今月は製造業において景況が「不変」とする 企業が増えたことで、D.I値がアップしたが、全体的に厳しい状況のまま推移しているところが多く、依然、低迷状態は脱していないと思われる。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体
好転悪化割合 製造業
好転悪化割合 非製造業


業界の声
菓子パン類の新製品の売れ行きがよかったが、食パンの売上は低迷しており、購買欲が低価格製品に移行している。
(食 料 品)
古布団の再生加工の受注量が減少している。寝装商品の売れ行きも悪く、座布団は前年の半分程度の販売量となっている。
(繊維・同製品)
市況は低調なまま推移している。各メーカーは値上げを考えているが、市場の反応は鈍く安物が出回っている。
(木材・木製品)
官公庁の需要に対して県内外業者間の価格競争が激化している。
(印 刷)
生コンクリートの出荷数量が秋田地区を除いた県内すべての地区で前年同月比で大幅に減少している。
(窯業・土石)
全体的に受注量が増えてきているが、依然、厳しい状況である。
(鉄鋼・金属)
物産展等すべてにおいて販売不振となっている。
(家具・建具・装備品)
天候不順により野菜が全般にわたって高値であった。
(卸 売 業)
灯油が18ヵ月連続で値下がりしている。ガソリンと軽油は19ヵ月ぶりに上昇に転じた。
(小 売 業)
大型店の消費還元セールが始まり、小売店でも同じ企画を出したが集客効果はあがらず。
(商 店 街)
好天に恵まれ硝子清掃が予定通り進み、又、臨時清掃も休日返上で行ったため、売上高がアップした。
(サービス業)
公共工事の発注があり、若干好転に移りつつある。
(建 設 業)
一戸建て及び集合住宅の着工戸数の大幅な落込みの影響を受け、売上高、収益とも悪化傾向にある。
(建 設 業)
洗砂の出荷数量が前年同月比127.7%、前月比102%となっている。公共工事の発注の増加、生コンや法面保護の吹付工事等によるものと思われる。
(鉱 業)


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