フロム情報連絡員

厳しさ続く、県内景況

情報連絡員80名
回答数:73名
回答率:91.3%
12月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による12月分の県内景況は、前年同月比で、業界全体のD.I値が-53.4ポイントとなっており、11月調査と比べて3.6ポイント好転した。一部において値上がり傾向を示しているが、全体では依然、価格安傾向が続いており、業況については「不変」とするところが多くなっている。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体
好転悪化割合 製造業
好転悪化割合 非製造業


業界の声
元旦から営業するスーパー等が増えたことで、以前のような買い置き需要が少なくなっている。
(食 料 品)
春物商品が投入される月であるが、各メーカーとも春物企画の縮小並びに減産傾向を受けて工場の稼働率は良くない。
(繊維・同製品)
注文数が増え、注文の量にもまとまりが出てきたが、製品が限られている状態である。
(木材・木製品)
合板製品の価格が幾分値上がり傾向を示してきており、前年同月比で収益が増加した。
(木材・木製品)
繁忙期であるが、前年同月比で売上高が落ち込んでいる。
(印 刷)
コンクリート製品の出荷数量が4月〜12月の累計で、対前年比80%と減少している。
(窯業・土石)
年末年始用のおつかいものや、内祝い等の注文が僅かにあった。
(家具・建具・装備品)
ハタハタが豊漁で入荷量が多く安値のため活気づいたが、他の商品の荷動きが鈍く、市場全体としては、取扱金額が前年同月比95%であった。
(卸 売 業)
石油製品の小売価格の低下により、売上高が前年同月比で大幅に減少している。
(小 売 業)
各店とも歳暮セールで消費税還元、値引き等を行い、売上高が前月比で増加した。
(商 店 街)
忘年会等の需要があまり伸びず、苦しい状況となっている。
(サービス業)
公共工事等の中間検査等により前渡金(出来高払い)が入金になり、若干だが資金繰りに役立った。
(建 設 業)
年末、忘年会シーズンの需要増加を期待していたが、人出は例年より大幅に少なく感じられ、タクシーの利用も極端に低迷している。
(運 輸 業)
公共工事等仕上げ時期のため、生コン用、路盤材関係の荷動きが活発化し例年どおりの出荷量となった。しかし、1年を通してみると例年より全体で2〜3割の出荷量減となっている。
(鉱 業)


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