＊雪もすっかり消え、新しい春がやってきた。何度も書いてきたことだが、厳しい北国に住むものにあってはやはりこの季節が素直に嬉しい。生命の躍動が街に山に公園にと随所で感じられる。木々も新しい芽を出し、街にはぴっかぴかの１年生。母親に連れられ新しい学校生活に嬉しさと不安があどけない顔に浮かんでいる。

＊街に新しいスーツ姿の新社会人が一際目立つのもこの季節だ。厳しい就職戦線をくぐり抜けてきた彼らが一日も早く仕事の第一線で戦力となり新しい時代に大きく育ってくれることを祈りつつ、まずは心から祝福を申し上げたい。

＊今月号では秋田クリーンフーズ(株)を紹介している。同社は当時融合化組合と呼ばれた新しい概念の組合＝秋田クリーンフーヅ開発(協)を母体に、長年の共同研究・共同開発してきた特許を応用した環境保全リサイクル型の超クリーン工場である。創造促進法の全国第１号が本県から誕生したことは、これまで係わってきた本会にとってこの上ない喜びといえる。同社の限りない発展を心から願う次第である。

＊新年度を迎えて本会も新しい組織体制でスタートした。管理運営のための支援を中心としたこれまでの事業から先進的共同事業の提案、企業間の多角的な連携支援、さらには企業の情報収集・発信機能の整備の支援など事業のメニューも大幅に増加した。“変わろう中央会！変えよう中央会！”……行動する中央会の第１歩がスタートした。

（Ｓ・Ｋ記）