秋田クリーンフーズ株式会社(小倉隆夫代表取締役)は、平成元年異業種融合化法による認定を受けた「秋田クリーンフーヅ開発協同組合(小倉隆夫理事長)」が、秋田県中小企業団体中央会から融合化開発促進事業補助金の助成を得て研究開発した高濃度オゾン水製造装置や微生物制御技術等のノウハウを使って新たな事業展開を図るため、平成10年4月全国初の創造促進法に基づく中小企業8社からなる共同出資会社として発足し、地域経済の活性化と新たな雇用機会の確保に大きな期待が寄せられている。 |
■小倉隆夫代表取締役より
■登録商標は
■秋田発、全国展開に向けた環境モデル工場 |
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この工場を支えているのが、特許技術「高濃度オゾン水による殺菌滅菌技術」である。 |
■クリーンフーズを支えるオゾンメイトシステム Ⅰ 活水王 CF−Ⅱ 殺菌、滅菌、鮮度保持のために、 1−高濃度オゾン水 2−活性オゾン水 3−高濃度酸素水 の3種類の水を連続的に作り出すシステム。 (1)高濃度オゾン水… 8ppm以上(水質条件による)を発生させ、直接洗浄殺菌に効果 (2)活性オゾン水…人体にやさしく瞬間的洗浄殺菌に効果 (3)高濃度酸素水…野菜等の鮮度保持に驚異的な効果 |
Ⅱ 洗浄王 高濃度オゾン水シャワー型洗浄器。 オゾン水をシャワー化、分離した多量のオゾンが様々な形状の物品を洗浄殺菌する。 (1)瞬間的な表面殺菌洗浄効果 (2)悪臭の分解・脱臭 (3)状況に応じてスピードが変えられる |
Ⅲ 光線王バイオクリーン 工場内に蔓延する落下菌、浮遊菌を殺菌し、脱臭する紫外線ランプシステム。 夜間、オゾンランプでオゾンを発生させ、酸化力の強いオゾンで殺菌・脱臭を行う。 (1)全自動運転 (2)悪臭の分解・脱臭 (3)害虫・有害動物・カビをノックアウト (4)内蔵ファンによる強制循環 (5)抜群の安全性と経済性 (6)食品の品質と歩留まり向上 |
■工場完成までの経緯
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編集メモ
同社は、全国初の創造促進法の認定を受けた株式会社形態による高度化事業の成功例である。地方の中小企業が一致団結し、知識を出し合って一つの新しい技術を創り、さらに応用技術での企業化を図ったモデル企業として全国レベルでの活躍が期待されている。今年度は30名の職員を新規採用し、2年後の平成13年度には55名体制で、年間生産量約4,900トン(売上高11億円)を見込んでおり、不況下の昨今多くの雇用機会の確保と地域経済の活性化が見込まれている。 全国規模での販路の開拓、従業員教育、労務管理などこれから多くの課題も待っているが、中央会ではこれからも継続してバックアップしていく所存である。 |