フロム情報連絡員

D.I値が大幅に好転
売上高・販売価格などに明るさ


情報連絡員80名
回答数:77名
回答率:96.3%
3月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

○情報連絡員報告による3月分の県内景況は、前年同月比で、業界全体のD.I値は−31.2ポイントとなっており、2月調査と比べて23.5ポイント好転した。年度末になり官庁工事の発注が増え建設業では景況が上向きとなり、商店街でも季節的要因により売上高に伸びが見られた。


対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
食パンの新製品の寄与によりパン全体の売上高は前年同月比100.6%となった。和菓子も彼岸製品が動いたため若干ではあるが好転している。
(食 料 品)
前月までのメーカー発注手控えの反動で3月度の発注が大幅に増加し、5月連休直前まで受注量がオーバーフローの状況にある。
(繊維・同製品)
住宅着工のムードが良く、全般的に良好。前年同月比で稼働率、加工数量ともかなり増加、4月も順調な受注がある。
(木材・木製品)
年度替わりの需要期に入り景況は活発化しているものの、官公庁を中心に価格競争は激化している。
(印 刷)
全体的に受注単価の低下、仕事量の減少が見られる。
(鉄鋼・金属)
コンフォートシューズなど一部の商品で売上が好転している。
(卸 売 業)
清酒は先月に引き続き順調で売上高が前年同月比102.1%、焼酎も依然順調で114.3%、発砲酒・リキュールは131.9%と飛躍的な伸びとなった。
(卸 売 業)
新車の販売台数は、軽自動車が新規格になって以来6ヵ月連続して2桁の増加となっているのに対し、登録車は24ヵ月連続のマイナスとなっているが減少率は−6.4%と1桁台に改善となった。
(小 売 業)
卒業・入学シーズンを迎え婦人物衣料品が伸び、比較的暖かい日が多かったため飲食店への来客も増加、食料品・身の回り品も売上があった。
(商 店 街)
地域振興券の発行と入学・進学の影響でスポーツウエアなどの衣料品も伸びた。
(商 店 街)
受験・移動時期だったため、旅館ホテルでは前年比で売上が増加した。
(サービス業)
年度末になり官庁工事の発注が多くなり、前年比・前年同月比とも売上は増加した。
(建 設 業)
卒業・入学・異動等により例年は歓送迎会・買い物でタクシー需要は増加する時期なのだが、全くの期待はずれで前年同月比では乗車回数・水揚げも減少している。
(運 輸 業)
公共工事等の仕上げの時期で、生コン用骨材及び路盤材の骨材は前月比20%増の出荷数量であった。
(鉱 業)
 連絡員の素顔 
  vol.2

 秋田県ニット工業協同組合
 事務局長 竹村 周夫 氏 (中小企業組合士)

  

■業界の天気(業況)について−
 構造的な需要不振と景気低迷による消費の落ち込みから生産減少、価格の低下が続く等右肩下がりの傾向にあった当業界も、3月・4月と各社とも春物、夏物の受注が多くなってきており下げ止まった感じがします。今後に繋がってくれればと期待しております。
■会社経営で心掛けている事がありましたらお聞かせ下さい−
 「従業員の子弟も勤務できるような環境づくりをしよう」という会社理念を達成するためには、第一に「継続」していくことが大事なことだと思っていますし、社員にいかに仕事に喜びをもってもらうか常に心掛けております。また、当社も今年創業30年目を迎えますが、今までどおり「商品が営業」をモット−に、更に品質の重視を図り、どんな企画にも対応できるよう技術・生産のレベルアップを図って、もっと専門的になるよう努力していきたいと思っています。
■余暇の過ごし方について−
 ゴルフ。後は、二人の子供達と遊ぶのが今一番の楽しみです。また、最近は自動車のミニチュア模型づくりに凝っています。



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