組合情報アラカルト

■科学技術庁の「注目発明」に!
 
〜秋田クリーンフーヅ開発協同組合

 組合(小倉隆夫理事長)が開発した「食品等の付着物清掃法」が科学技術庁の「注目発明」に、選定された。
 組合が開発したのは、高濃度オゾン水、活性酸素水、紫外線殺菌の効果で薬品を使わずに洗浄する理論。食品の殺菌手段としては高圧蒸気殺菌が最上とされているが、たとえば山芋のように生食するものはでんぷん蛋白の変化が生じ、食味が変化してしまう。食品の内部に影響を与えないで清浄効果を上げる研究を進めてきた。この成果を実用化し大館市の工場で操業を開姶している。リサイクルシステムも取り入れ、環境問題も含めて全国のモデルとして注目されている。


■給食は川連漆器で
 
〜秋田県漆器工業協同組合(佐藤功平理事長)

 環境ホルモンの溶出が心配されているポリカーボネート製(PC)食器に代え、組合が開発した特産の川連漆器の給食セットを使うモニター調査が、稲川町で始まった。町の児童に使ってもらいながら耐久性などを調査する。給食セットは盆、椀、皿などの計五点。全国的にも環境ホルモン問題でPC食器をほかの材質のものに換える学校が増えていることから、これを地場産業の振興につなげようと昨年六月から、給食用漆器の試作を重ねてきた。
 給食用食器は、通常機械洗浄・乾燥が行われており、漆器は耐熱・耐久性が問題となる。学校給食において漆器を利用するには、改善の余地があり、組合では、モニター用に漆の種類や下地の工法を変えた六種類の食器を用意して、手洗いのほかPC食器と同様の機械による洗浄や乾燥を行い、どの工法や扱い方が適切か調査する。
 環境ホルモン問題を追い風とし、今後はコスト低減に努めるとともに漆器のもつぬくもりをアピールしていく。


 今月からの新企画。組合事務局職員を皆さんに紹介するコーナーです。最初にご紹介するのは秋田市個人タクシー協同組合の川村リユ子さんです。

■お仕事の内容は?
 お客様からの注文をもとに行う配車事務、組合員の必要資材の共同購入、年金・共済などの会計事務などを、女性職員3名が行っています。

■今までのお仕事で印象に残るものは?
 過去に臨港署管内で起きた刑事事件の犯人逮捕に、組合として協力できたこと。組合員2名と、職場の同僚職員1名が感謝状を受けました。タクシー無線を利用してのチームワークが、社会に貢献できたことをうれしく思いました。

■川村さんのご家庭でのお顔は?
 二人の子供は社会人となり、仕事と家事の合間に自分の時間をもてるようになりました。長年望んでいた陶芸教室と、大好きな旅行にも行けるようになりました。あとは家の前の田園風景を眺めながらぼんやり過ごす時間も大好きです。

理事長寸評●勤続11年になるがよくやってくれている。国の免許事業という特殊な業界で、対役所との接触も多く、大変なことと思う。仕事ももちろんであるが、家庭が一番大切であるので健康に留意して、今後ともがんばって下さい。 (村田啓一理事長 談)



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