総勢250人が参加
秋田市共通商品券協同組合

　秋田市共通商品券(協)［理事長＝藤木啓二氏］では共通商品券の発行の他もう一つの大きな事業として平成8年度からポイントカード事業に取り組んでいる。“ほっぺちゃんカード”事業ではポイント（お買い上げ金額100円ごとに1ポイントを発行）を集めたお客さんを対象に、集めたポイントに応じてこれまでも数々のイベントを企画してきたが、この度事業実施3周年を記念し秋田新幹線こまち号をまるごと借り切り、東京への1泊2日の旅という空前の規模のビックイベントを実施した。

　このイベントは「満点カード10枚」で先着順に参加できるとあって５月に行われた予約受付会場（ほっぺちゃんハウス）には早朝未明から大勢の人が詰めかけ、一時は前の道路がふさがるほど。
　こうやって迎えた初日の６月28日、朝６時45分からＪＲ秋田駅新幹線改札口前で行われたセレモニーには藤木理事長の他、人事異動で着任後この日が最初の勤務日となった阿部盛好秋田駅長などが出席、参加者・関係者が大勢見守る中テープカットが行われた。セレモニーで藤木理事長は「ほっぺちゃんカードが平成８年５月に事業を開始してまる３年、又秋田新幹線も開業から３年目を迎えたということで大胆にも直接ＪＲさんに話をもっていってみた。結果全面的なご協力を得、今回のイベントが実現できた。これからも楽しいイベントをたくさん企画して消費者の皆さんに魅力あるカードにしていきたい」と挨拶。
　又、このセレモニーにはＪＲのブラスバンド同好会＝ＲＭＣ一行17人が生バンドで数曲を友情演奏、雰囲気を盛り上げた。

　この後７時33分、秋田新幹線こまち臨時列車「ほっぺちゃん号」は250人の楽しい夢を乗せ秋田駅のホームを離れ、一路東京へと向かう。 　車中では６両編成の車輌ごとにじゃんけん大会などがにぎやかに催され、最後まで勝ち残った優勝者には「満点カード」が８枚、準優勝者には「満点カード」２枚がそれぞれ賞品として手渡された。

　なお、一行250名は上野駅からクルージングコース、ナイト（黒鳥の湖）コース、テーマパーク（デイズニーランド）コースの３グループに分かれ、それぞれバスで目的地へと向かった。二日目の午前中は自由行動となり、ほとんどの参加者は都内の商店街や文化施設で買い物や美術鑑賞を楽しんだが、帰路も各車両ごとに抽選会が行われるなどスタッフも最後まで懸命のサービスに努め、参加者それぞれ楽しい思い出を胸にいっぱい詰め込んで午後６時40分、無事秋田駅に到着した。

【参加者の声】
● 小さな買い物でもスタンプは必ず押してもらっている。今回はクルージングコースに参加した。曇り空で期待した「海蛍」は見えなかったが、気分は最高。
● 今度は何だろうとイベントをいつも楽しみにしている。「物」のサービスより、こうしたイベントを今後もたくさんやってほしい。
● 社交ダンスの仲間４人で参加した。ちょっと足りなかった分は友達から分けてもらった。昨年の「現金つかみ取り大会」では一万円近く取っちゃった。いつもイベントを楽しみにしています。
● 「年末年始ビックイベント」で２等（＝ほっぺちゃん満点カード100枚）が当たった。それで今回姉夫婦らを招待し、５人で参加した。こういう機会でもなければ夫婦で旅行などもなかなかできない。これからも買物は絶対ほっぺちゃんの加盟店です。
● 子供とディズニーランドのコースです。おかげさまで単身赴任している夫にも会えました。ホテルも豪華でびっくりしました。本当に楽しかったです。
● このようなイベントこそ地域の商業者と消費者が一体感を共有できる。ほっぺちゃんに加盟していないお店もたくさんあるが、そういうお店にはほっぺちゃんの良さを、消費者の立場でどんどんＰＲしていきたい。
● 受付のときは朝４時から熱いお茶をもって並んだ。寒かったけどこんなに楽しい旅行ができて幸せです。
● 娘が結婚するんで着物を買ったポイントで夫婦で参加しました。まるで娘からプレゼントされたような気持ちです。娘にも良いことがあるような気持ちです。