本会では去る10月22日(金)〜23日(土)の2日間、秋田市アトリオン、ホテルメトロポリタン秋田両会場において「'99ニュービジネスプラザ」を開催した(後援・秋田県、(社)秋田県情報産業協会)。 県内企業が、厳しい企業間・地域間競争に打ち勝つには製品の高付加価値化や経営合理化が大きな課題。企業をサポートする情報サービス業・デザイン業の存在が不可欠である。全国的には従来にない技術・ノウハウを駆使してこれらのサービスを提供するニュービジネスの成長は著しい。しかし、県内のこれらの業種は、業歴が比較的浅い。このため県内産業を支えるニュービジネスのPR、同業種・異業種の情報交換、ネットワークの形成を図る必要がある。 プラザでは展示会が22日、23日アトリオン多目的ホール・イベント広場において開催され、14企業の製品展示、デモンストレーション等によって、一般企業、消費者、学生等に対してニュービジネスに関する理解を深め、また業界の認識の向上、異業種との交流チャンスの拡大を図った。 交流会は22日ホテルメトロポリタン秋田において黒川玲氏〔(株)黒川玲建築設計事務所代表取締役〕の「地域産業の活性化」をテーマにした基調講演会ののち、TPS街づくり研究室代表佐々木隆氏をコーディネーターに、 パネリストに黒川氏のほか(株)アートシステムクリエィテブ部長武藤正彦氏、秋田公立美術工芸短期大学教授山本毅氏を迎え「地域振興とデザインの役割」をテーマとしてパネルディスカッションがおこなわれた。 参加者からは「中小零細が多い秋田では、独自での新製品開発は難しく、お互いの連携を深め広く生活者からのニーズを吸い上げていく必要がある。」との意見が出された。ディスカッション終了後合同交流会で懇親を深め、経営者の意識高揚、同業種・異業種間の交流、産学のネットワークの形成を図った。 【ニュービジネスプラザ出展企業】 |