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秋田県商工労働部職業安定課長
松瀬 貴裕 氏 |
今回は秋田県商工労働部職業安定課長に就任3ヶ月の松瀬貴裕氏にご登壇頂きました。 県内企業の雇用情勢と展望について
最近の景況は国全体としてもまだまだという感じで、県内でも建設業など一部に明るい兆しが見受けられますが、景気の牽引役である設備投資や個人消費は引き続き低調に推移しています。 厳しい県内の景況の中で課長としての抱負
去る8月2日に設置された緊急雇用対策推進本部において、県をあげて独自の緊急雇用対策を実施しますが、職業安定課としても当県の実情にあった短期及び中・長期の雇用・就業対策に取り組んでいきたいと思います。 中小企業向けの助成施策について 厳しい雇用情勢の中、いま行政に求められているのは、雇用維持と雇用機会の創出です。その担い手として期待される中小企業支援のため、国では種々の助成制度を設けております。特に、今般創業や新たな分野への事業の展開を図る中小企業に、人材確保・雇用管理・能力開発などの側面支援をするため「改正労働力確保助成金制度」が施行されました。県内の利用件数は現在約80社ですが、まだまだ利用可能かと思われますので、引き続き幅広い周知を行っていきます。手続きが面倒臭いということで、申請をためらわれる事業主の方々が多いのですが、一度使っていただければ、その良さが分かってもらえるものと考えております。是非ハローワーク、雇用・能力開発機構秋田センターをご利用ください。 新規高卒者対策について
新規高卒就職希望者の9月末現在の内定率(県内)は、27.4%と、平成に入っての最低水準となっています。景気の先行き懸念から、採用についてなお慎重な企業が多いこと、採用マインドが更に高学歴化にシフトしていることが原因としてあげられます。 休日の過ごし方と秋田の印象については?
中核都市としては中心街が少し淋しい感じがします。活力ある街には、活力の起点となるポイントがあるものですが、秋田では、そのポイントがぼやけているようです。人や車の往来の活発な、秋田のポイント作りが重要だと思います。 |