本会では昭和60年度から、毎年11月を「組織化促進強化月間」と定め、中小企業の新しい組織づくりと既存組合の運営等の活性化を目指して組織化促進活動を展開している。本年度は、11月9日秋田市の「秋田ビューホテル」においてこの組織化促進活動の一環として県商政課、工業振興課、地方部、市など関係機関の方々のご出席を頂き「組織化推進会議」を開催しました。
1.秋田県の組織化の現状
会議では最近3年間の新規設立は平成9年度が8組合、10年度が9組合、11年度は現時点ですでに13組合となっていることが報告された。また、最近の組合設立の特徴として、共同店舗組合が3組合設立されていること、時代を反映して、資源回収・リサイクルを目的とした組合が設立されていること等が紹介された。
2.組合情報化の状況について
本会のホームページを実際に見ながら、本会及び県内組合の情報化の状況について説明。また本会の支援により作成された組合・組合員企業のホームページを紹介した。
特に組合員企業を中心としたショッピングコーナーでは、インターネットで買い物ができるシステムを本会で作成していることを紹介。新しい販売ツールとして、今後充実強化していくことを強調した。
平成10、11年度の2年間で14組合・約150企業のホームページ作成を支援していることを報告。現在インターネットによる販売システムを持っている中小企業支援機関は本会のみであり、出席者からはその内容について注目された。また、組合等のホームページ作成支援の一環として、ホームページ作成の人材養成研修を今年度より実施し、参加者から好評を得ていることも併せて報告した。
3.企業組合制度を紹介(12年度グループ創業へ支援)
現在、国等では本会を含めた中小企業支援機関に対し、創業支援に対する取り組みを強く求めている。本会においては、この要請に基づき、来年度より中小企業の創業に対する支援を強力に実施することにしており、全国的に事例の多く出ている企業組合による創業について紹介。出席者の方々に、企業組合制度についてその内容を詳細に説明した。また、県内各地での創業に関する動きについて、その情報を本会に提供頂くよう強くお願いした。
続いての懇談では参加者から、次のような提案・要望が中央会に対してなされた。
◎本会議を年1回開くだけでなく、組合の設立解散状況などを含めて年に数回程度の情報交換の機会があればよい。
◎ホームページ作成支援は非常に有益な事業。募集などにあたっては県の各地方部・市町村などへも情報提供をお願いする。
◎ポイントカード事業の展開が活発のようだが、他市町村の組合事業展開の様子について情報提供して欲しい等、本会からの情報提供についての希望が多く出された。
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