新年あけましておめでとうこざいます。
新しい千年紀を迎えるに当たり、皆様のますますの御活躍を心からお祈り申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、経済・社会を取り巻く仕組みが大きく変化する中で、景気は徐々に上向きつつあるものの、力強い回復を見るまでにはいたりませんでした。
そのような状況を受けて国では、昨年秋の臨時国会で、中小企業を国の経済再生の中心に据えて支援していくこととし、各種の経済対策を講じております。
県でも、国の施策と一体的に、県独自の施策を通じて、県経済の活性化に全力を尽くしてまいりましたが、本年も皆様の御協力、御支援をいただき努力してまいりたいと思います。
今年は「あきた21総合計画」がスタートする重要な年であります。
この計画では、新世紀における秋田の姿を「時と豊かに暮らす秋田」をスローガンにして、5つの基本目標を掲げ推進してまいります。その中で、県政発展の基盤となる商工業については、「産業が力強く前進する秋田」と位置付け、その目標として、『産業の技術力・競争力の源となる科学技術基盤の形成』、『独創性に富んだ企業活動の促進』、『産業構造の変化に対応した雇用機会の安定的な確保』などを掲げ、重点的に取り組んでまいります。
まず、この4月には、県庁第二庁舎に、事業シーズの段階から販路拡大まで、あらゆる経営課題について、ワンストッフ・サービスの体制で対応する「産業振興プラザ」を開設することとしております。
このフラザでは、これまでの経営指導センター、中小企業振興公社、テクノポリス開発機構が、組織も新たに、より一体的に、経営革新、新規創業、商店街の活性化などを応援いたしますので、是非、御活用いただきたいと思います。
秋田県中小企業団体中央会におかれましては、業界全体を取り巻く環境が大きく変化する中、時代に対応した中小企業の組織強化や、職員の資質の向上に努められるなど、企業や業界のニーズを的確に捉えた組合指導に取り組まれますよう期待しております。
また、会員の皆様には、変革の時代をチャンスと捉え、新たな時代を開くチャレンジに期待し、県としてもできる眼り支援してまいります。
秋田県中小企業団体中央会の皆様にとりまして、新しい時代が、希望に満ちるものとなりますよう、心からお祈り申し上げます。
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