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■「新作家具インテリア展2000」開催  

  (協)秋田県家具工業会は3月2日から7日までの6日間、今年で42回目を迎えた「秋田県新作家具インテリア展2000」を秋田市のアトリオンで開催した。県内家具メーカーの自信作を集め、今回は「木の温(ぬく)もりのある家具」というテーマを設定。「人に優しく」、「生活に潤い」、「機能的で長く使える」オリジナル製品が多数出展された。最近のライフスタイルや消費者のニーズにあった素材を十分に活かし、高齢者などに配慮した家具もみられた。
主な受賞作品は次のとおり。

 ◎秋田県知事賞
   秋田杉多目的台 東北木材(株)
 ◎東北森林管理局長賞
   リビングルームユニット家具 五城目タンス組合
 ◎(社)全国家具工業連合会会長賞
   介護用車椅子 秋田木工(株)
 ◎秋田県木材産業協同組合連合会理事長賞
   壁面用釣棚 (有)イガラシ


■モクネットに林野庁長官賞  

 3月3日、二ツ井町のモクネット事業協同組合が取り組んできたモクネット運動が、第5回国産材供給システム優良事例コンクールで、林野庁長官賞を受賞した。地域の森林資源を有効に活用し安定的な供給に努めていること、また都市との交流をも視野に入れた伝統的家づくりを目指すネットワーク活動が評価されたもの。
 コンクールは農林水産省の外郭団体・日本木材総合情報センターの主催。
 今回は、本県など20道府県から22事例が推薦され、このほど審査が行われた。
 モクネットは平成2年に設立。製材・木材加工・工務店などの関連業者のほか、町内の異業種若手経営者も加わり林業振興や環境に優しい住まいづくりなどに取り組んできた。加藤長光理事長は「木のネットワークで町づくりに取り組んだことや、産地での伝統工法を掘り下げながら地域環境を考えた家造りが評価されたと思う。」と話していた。


■日本酒のネーミングとラ合ベルデザインコンペ  

 「あきたデザインネットワーク」が「能代の風を販売する会」からの依頼で実施した「オリジナル日本酒のネーミングとラベルデザインコンペ」でネツトワークから提案の24作品から採用作品が決定した。コンペの結果採用された「縄文の風」は、デザイナーとカメラマンの組み合わせで生まれた。同ネットワークの森川恒幹事は「デザイナーとカメラマンの熱意が凝縮した作品。他の作品もさまざまなジャンルのデザイナーの組み合わせで多彩な提案ができた。」と成果について満足げに話していた。
 ネットワークは県内デザイナーの緩やかな連携と自己啓発、産業界との連携などを目的に昨年11月に発足。また、能代市の酒店主13人で作る同会は、6年前からオリジナルブランドの日本酒の販売を続けている。今回、新たなオリジナル純米酒を販売することにあたり、「能代市以外の人のイメージ、業界以外からの視点で」とデザインの依頼先を探していた。会が掲げたコンセプトは「能代人のルーツを探る」。同市の杉沢台遺跡周辺で収穫されたコメと、周囲のわき水を使って醸造し、歴史に興味を持つ40代以上の顧客をターゲットに設定している。
 生酒は3月末に発売、純米酒は5月に1.8リットル換算で合計1000本の発売を予定している。



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