中央会の事業より
  自動車整備業懇談会

 2月22日、秋田市「シャインプラザ平安閣秋田」を会場に県内自動車整備の9協業組合を対象に自動車整備懇談会を開催した。
 今回で2回目となる懇談会では、前回提出された主な問題点(1)ディーラーの整備部門への攻勢(2)民間車検場でのサンデー車検等各種サービス(3)ユーザー車検代行サービスの出現(4)組合内部体制強化等への対応策について話し合いが行われた。
 現状では、各地域により危機感に温度差があるものの、参加者の共通な見解として(1)ニューサービスの検討(2)コンピュータ導入による顧客管理の重要性(3)ユーザーのニーズにあったサービスの再検証及び料金体系の見直し(4)営業努力による顧客確保等が必要であり、規制緩和の波が押し寄せている中、もう一度足下を見つめ直し、自分達ができることから 努力、改善を進めていくことを誓い合った。

  組合運営研修会を開催

 3月16日、秋田市中央卸売市場会議室において、京都大学名誉教授藤谷築次氏を講師に迎え、「卸売市場活性化の課題と業界の方向」をテーマに、(協)秋田市中央市場協会との共催で研修会を開催した。
 卸売市場は、市場外流通の増加や買受人の減少等大きく環境が変化しているが、この環境の中で生き残るためには、(1)卸売業者としての自主独立・企業家精神の発揮(2)入荷量増加のための経営戦略の確立と信用力の強化(3)出荷団体との連携・協調体制の確立(4)大型店等多様化する流通システムへの対応(5)行政依存体質から業者責任体質への脱皮等の提言がなされ、4月1日からの市場法改正に伴う対応策について事例をあげながらの研修が行われた。

  組織化集中指導事業を開催

 3月9日、子吉川森林保全センター(協)を対象に集中指導事業を開催した。
 5回目を迎える今回は群馬県高崎市にある「(協)高崎林業機動隊」の理事長内山右之助氏を講師として「高性能林業機械の有効活用及び協同組合としての林業への取り組み」について研修を行ったもの。
 (協)高崎林業機動隊は、平成5年設立の素材生産業者からなる組合。組合員のほとんどが20〜30代と若い人達で構成され、林業用高性能機械を積極的に取り入れている。
 組合設立の経緯を始め、高性能機械の有効的な活用方法と現在の組合の運営状況など子吉川森林保全センター(協)とよく似ており、組合事業も共通点が多いため、今後の組合運営の参考にしようと組合員は熱心に聞き入っていた。
 また、(協)高崎林業機動隊では特にリサイクル事業に積極的に取り組んでいる。廃材、伐採樹木、切り株、枝葉などを移動式廃棄木材粉砕機によりコンポスト化し、菌床キノコの培地や有機肥料等の生産販売を行っているなど、リサイクル関連の事業も、今後、子吉川森林保全センター(協)でも考えられることであり有意義な研修会となった。



Copyright (c)1999 秋田県中小企業団体中央会
URL http://www.chuokai-akita.or.jp/