フロム情報連絡員
製造業好転 非製造業振るわず |
情報連絡員80名 回答数 75名 回答率 93.8% 9月分 |
情報連絡員報告による9月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが10.7%(前月調査12.0%)、「悪化」が37.3%(同36.0%)で、業界全体のD.I値は−26.6ポイントで前月調査−24.0ポイントと比較して2.6ポイント悪化した。
製造業では「売上高」、「収益状況」、「資金繰り」、「設備操業度」などが好転している。
非製造業では卸売業が日用雑貨、酒類、食品等が振るわず、小売業・建設業も全体的に不調。
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対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は例年より気温が高かったせいで、なべ物などの商材が動かず、低調な推移
(食料品)
☆県内清酒出荷量は2,580キロリットルで前年同月比では108.4%。前月比でも118.2%と好調であった
(食料品)
☆前月同様加工賃の低下が続いている。また短納期での発注が目立ってきている
(ニット)
☆製材は、関東向けが依然として厳しいが、地場は秋需要期で比較的順調な推移である。プレカットは、前月比では増加しており、前年並みを確保している。合板は、輸入の減少や、国内の生産調整で在庫が減少し、販売価格が上昇した
(木材・木製品)
☆県央部において幾分活発化しているが、県北・県南においては需要が低調
(印刷)
☆出荷数量は、134,467m3で前年同月比では101.7%と、2ヶ月前年比でプラスに転じた
(生コンクリート)
☆鉄骨は、地元公共工事、一般工事が減少傾向にあるが、関東以南での需要拡大のおかげで、全体的には前月に比べ売上げ増が見られた。機械は、IT・半導体など小型高精度加工及び電気機械関連は量が伸びている割に、納期・単価が厳しく、苦戦している
(鉄鋼・金属)
☆発泡酒、リキュールは依然として好調であったが、ビールは横這い、清酒、焼酎が前年比マイナスとなった
(酒類卸)
☆ガソリンは前月比11銭値下がりし、1リットル当たり105円64銭。軽油は29銭値上がり、84円96銭、灯油は18リットル宅配で841円と3円値上がりした。ガソリンは、一部地域での安値競争を反映したもので、全体としては昨年4月からの仕切価格上昇傾向には変わりがない
(石油小売)
☆金額は少額ながら若干の動きがあった。しかし入札競争が厳しく受注額の上昇につながっていない
(設計)
☆観光タクシー需要が多く、全体で運行回数、売上高ともに前年を2〜4%程上回った
(タクシー)
☆手持ち工事は前月よりは若干増加しているが、公共工事の労務費発注単価が20%もダウンしていることから、各社とも収益は悪化している。労務比率の高い専門工事業者は特に厳しい
(建設)
☆新米が例年より早く出回り、活気が見られた。一般貨物も前月・前年比ともに増加している
(運輸)
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