フロム情報連絡員
酒類卸売・自動車販売の好転が 非製造業D.I値を改善 |
情報連絡員80名 回答数 72名 回答率 90.0% 10月分 |
情報連絡員報告による10月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが16.7%(前月調査10.7%)、「悪化」が37.5%(同37.3%)で、業界全体のD.I値は−20.8ポイントで前月調査−26.6ポイントと比較して5.8ポイント好転した。
製造業では好転業種割合がほぼ前回と変わらないものの、「売上高」が全体的に落ち込み、D.I値が悪化した。 非製造業では、酒類卸売業と自動車販売の好転などでD.I値が改善した。 |
対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は、なべ物などの食材に漸く動きが出始め、前月比では売上げが上昇した。
(食料品)
☆県内清酒出荷量は、夏場の凋落期である前月との比較では162.1%と大幅な増加であった。
(食料品)
☆冬物最盛期のため、10月はある程度の稼働を確保できた。
(ニット)
☆製材製品は関東向け荷動きが依然として鈍い。地場出荷は比較的順調であった。合板は「住宅の品質確保等に関する法律」の浸透により、乾燥製材品、集成材、針葉樹合板への転換が進み、売上げ、収益状況は改善に向かっている。
(木材・木製品)
☆夏場に比べ需要動向に改善の兆しがみられるものの、価格的には依然として厳しい。
(印刷)
☆出荷数量は151,667m3で、前年同月比で、3ヶ月連続でプラスとなった。
(生コンクリート)
☆建築鉄骨は、地元公共工事を含めた需要が低迷しており、厳しい状況。一方で、中央からのIT、半導体関連の設備投資需要のあるところは多少改善の兆しがある。機械工業においてもIT・半導体関連は繁忙である。
(鉄鋼・金属)
☆清酒は前年比で横這い、ビールは発泡酒の影響を受けながらも健闘し、前年を上回った。洋酒が好調となり、発泡酒、リキュールも依然として好調を持続している。
(酒類卸)
☆新車の販売台数は、登録車は2,787台(前年比106.9%)と増加に転じ、軽自動車1,696台(同94.9)と減少となったが、合計では4,483台(同102.0)若干の増加となった。(自動車販売)
☆10月から元売りの仕切価格が全油種とも3円程度値上がりしたことから、末端価格もほぼ同額値上がりし、ガソリンは1リットル当たり108円36銭。軽油は87円84銭、灯油は18リットル宅配で889円となった。
(石油小売)
☆手持ち工事は業者間による格差が出てきている。採算面では公共工事の労務費発注単価の低下により、かなりの影響が出てきている。
(建設)
☆一般貨物の需要が活発で、前月比・前年同月比ともに売上げは増加しているが、低迷を続ける運賃水準と、軽油価格の値上げ傾向が厳しい。
(運輸)
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