フロム情報連絡員
厳しい景況感 依然変わらず 〜非製造業は大きく後退〜 |
情報連絡員80名
回答数 77名 回答率 96.3% 6月分 |
6月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが3.9%(前月調査9.3%)、「悪化」が58.4%(同54.7%)で、業界全体のD.I値は-54.5ポイントで、前月調査-45.3ポイントと比較して9.2ポイント後退した。前月調査に比べ、製造業は4.8ポイント好転したが、非製造業は18.3ポイントと大きく後退した。
この結果全体のD.I値は、11年2月以来のマイナス50ポイント台となり景況感の後退が続いている。 |
対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐油揚は、価格の値下がりが続いている中、また新たに五城目町にSCがオープンし価格競争はより厳しくなっている。
(食料品)
☆清酒の出荷量は、2,421キロリットルで前年同月比で96.8%の水準に止まった。
(食料品)
☆繊維は、夏物実需が伸びず、秋物への動向も見守る気運が強かったため、50〜80%の稼働率の工場が多かった。
(繊維・同製品)
☆製材市況は、梅雨期に入り需要は少なくなり荷動きも低調に推移した。
(木材・木製品)
☆出荷数量は、前月比では116.9%、前年同月比でも105.0%といずれも増加した。
(生コンクリート)
☆鉄骨需要は、県内需要も少なく、先行き不透明である。
(鉄鋼)
☆機械金属業界は、電子工業界の減産の影響から急激な受注量の減少により、今後の受注量の確保が懸念されている。ダクタイル鋳鉄は、在庫過剰から減産を強いられており価格もじりじり下がっている。
(機械・金属)
☆公共工事の受注は小型化している。民間工事は殆どない。
(建設)
☆民間工事は減少しており、あっても受注単価が安すぎる。
(電気工事)
☆
6月は、輸送各品目とも荷動きは全体的に悪かった。特に長距離は、首都圏への上り荷物の絶対量が少なかった。
(トラック運送)
☆昨年は組合を通した県外観光客からの発注は37件あったが、今年は6月迄に2件だけである。売上高は前年比91%、前月比で92%と減少している。要因としては、全国規模の大会開催等総が少なかったことが挙げられる。
(タクシー)
☆住宅新築に伴う住居用品、夏物用品等の季節需要期であり活発に推移した地域もあったが、納品価格が厳しくなってきており売上不振を訴える企業が多かった。
(卸売業)
☆青果卸は、昨年並みの入荷量であったが全ての取扱商品が単価安で、中には昨年の半値のものもあって取引額の減少となった。また、青果・鮮魚卸ともに買参人の買い控えが多くなってきている。
(青果・鮮魚卸)
☆元売りの仕切価格は、値上がりしているものの、末端価格は価格競争の激化により依然として下落傾向に歯止めがかかっていない。
(石油製品小売業)
☆6月の新車販売台数は、登録車3,208台(前年比90.8%)、軽自動車2,033台(同94.7%)、合計5,241台(同92.3%)であった。前年比を下回った要因としては、ユーザーの代替サイクルが長くなっている。
(自動車販売)
☆身の回り品は、需要期に入ったが売上げは伸びず前月・前年対比共に横這い。家電販売は、ボーナス期エアコン需要により前月比10%増加・前年比では横這い。食料品は、前月・前年比とも10%の減少。酒類小売店では、例年6月は売り上げが減少となるが、今年は前月比で横這いとなったため前年比では10%の増加となった。全体では減少にあり、「消費態度の慎重化」「大型店等との競争激化」「購買力の地域外流出」等が要因として挙げられる。
(商店街)
☆6月の整備需要は、前月比で9.6%増加、前年同月比では1.8%の減少であった。
(自動車整備)
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