フロム情報連絡員
景況感、さらに後退 |
情報連絡員80名
回答数 78名 回答率 97.5% 7月分 |
7月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが5.1%(前月調査3.9%)、「悪化」が62.8%(同58.4%)で、業界全体のD.I値は-57.7ポイントで、前月調査-54.5ポイントと比較して3.2ポイント後退した。前月調査に比べ、製造業も1.5ポイント、非製造業は、個人消費が依然として低迷状況にあることから3.7ポイント後退した。
この結果全体のD.I値は、前月を3.2ポイント下回り連続マイナス50台となり、景況感の後退が一層強まった。 |
対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は、夏場に入り売上げが低迷時期にあるのと、販売価格の下落に歯止めがかからず収益は一段と悪化している。
(食料品)
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☆清酒の出荷量は、2,856キロリットルで前年同月比で85.4%の水準に止まった。
(食料品)
☆繊維は、秋物仮需要期に入り、受注は活発化しているが受注価格・量とも前年より低下傾向にある。
(繊維・同製品)
☆国産材製材品は、住宅着工件数の低迷で工務店による需要拡大が見込まれないことから、仕入れを見合わせる小売店が相次いでいる。
プレカット加工品は、好調に推移しているが価格競争が激しく収益面では厳しい状況にある。 (木材・木製品)
☆出荷数量は、前月比では99.5%、前年同月比でも92.6%といずれも減少した。
(生コンクリート)
☆機械金属業界は、全体として経営状況の深刻さが増している状況にある。また、中国・韓国等アジア諸国との賃金格差が大きな問題となってきている。
(機械・金属)
☆公共工事で、土木工事は多少の動きがあった。建築工事は、小型物件が多かった。
(建設)
☆民間工事は減少しており、あっても受注単価は極めて厳しい。
(電気工事)
☆米穀の荷動きが悪く、各企業とも果物・野菜といった地場ものの扱いが多い。稼働車輌台数は例年並みであった。
(トラック運送)
☆利用者の減少が著しく、輸送人員は前年比10%減、売上高も6%減と厳しい状況が続いている。
(タクシー)
☆夏物レジャー用品の最需要期であるが、気温が上昇せず関連商品の動きが鈍かった。また、中元商品の客単価が低下傾向にあり前年実績を大幅に下回ることが予想される。
(卸売業)
☆青果は、昨年並みの入荷量で桃を除いては商品単価が安値、横這いの取引であった。鮮魚は、入荷量不足で高値のカキを除いては入荷順調で安値・横這いで推移した。土用丑の日のウナギは昨年より若干売れ行きが少なかったが価格は横這いであった。傾向としては、青果・鮮魚類とも市場外流通が多く、買参人の買い控えが多くなってきている。
(青果・鮮魚卸)
下落傾向が続いていた末端価格には、ようやく歯止めがかかり7月は1円程度の値上がりに転じた。
(石油製品小売業)
☆7月の新車販売台数は、登録車3,454台(前年比98.7%)、軽自動車1,864台(同96.3%)、合計5,318台(同97.8%)であった。前年比を下回った要因としては、ユーザーの代替サイクルが長くなっている。
(自動車販売)
☆身の回り品は、需要期に入ったが売上げは伸びず前月・前年対比共に横這い。家電販売は、依然エアコン需要が旺盛なため前月比40%増加したが、トータルでは前年比で横這い。食料品は、前月・前年比とも5%の減少。酒類小売店では、参院・市長選の影響が大きく、前月・前年比とも10%の減少となった。
(商店街)
☆7月の整備需要は、前月比で2.2%減少、前年同月比でも1.8%の減少であった。
(自動車整備)
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