フロム情報連絡員
D.I値好転 〜ワールドゲームズなどイベントが好影響〜 |
情報連絡員80名
回答数 77名 回答率 96.3% 8月分 |
8月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが9.1%(前月調査5.1%)、「悪化」が54.5%(同62.8%)で、業界全体のD.I値は-45.4ポイントで、前月調査-57.7ポイントと比較して12.2ポイント好転した。前月調査に比べ、製造業は1.6ポイント後退、非製造業は、20.8ポイント好転した。
要因としては、ワールドゲームズ秋田大会の開催によるホテル・旅館業、飲食業と昼竿灯の会場となった商店街が好調だったことが挙げられる。 この結果全体のD.I値は、3ヶ月ぶりにマイナス40台となり後退幅を縮小した。 |
対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は、依然として乱売合戦が続き納品価格は下がる一方である。
(食料品)
☆清酒の出荷量は、2,328キロリットルで前年同月比で85.4%、前月比では贈答品需要があり118.0%と大きく伸張した。
(食料品)
☆繊維は、秋物仮需要期に入ったが、猛暑のため移行が遅れた。また、稼働日数も少なく売上高は、前年を下回った。
(繊維・同製品)
☆国産材製材品は、木造住宅着工件数の低迷で工務店の仕事が少なく木材も構造材を中心に売行き不振が続いている。
(木材・木製品)
☆出荷数量は、前月比では84.7%、前年同月比でも81.3%と大きな工事もなく減少した。
(生コンクリート)
☆機械金属業界は、IT分野不振による半導体等の加工及び弱電分野の低迷のため設備投資がなくなり機械工場の発注量が激減している。
(機械・金属)
☆大型工事の発注は少なく、各社とも手持ち工事は減少している。
(建設)
☆県立大大学院、流域下水道工事等の秋田県からの発注が多くなってきた。
(電気工事)
☆自主米は関東地区に既に移動保管されており、各企業ともスイカ等の荷物に頼っている。輸送量は、ほぼ前年並みを確保できた。
(トラック運送)
☆医学学会、PTA全国大会の開催があり前年比で107%、前年比では95%の増収であった。
(タクシー)
☆青果は、昨年並みの入荷量で商品単価が安値、横這いの取引であった。鮮魚は、不漁で高値の鰯を除いては入荷順調で安値・横這いで推移した。今月も青果・鮮魚類とも市場外流通が多く、買参人の買い控えが多かった。
(青果・鮮魚卸)
☆身の回り品は、需要期にも関わらず前月比横這い、前年比では減少。家電販売は、エアコン需要が過ぎたが白物が順調で前月比横這い、前年比では20%の減少。食料品は、前月・前年比とも横這い。酒類小売店では、前月比で10%増加、前年比では贈答品の減少により20%の減少。飲食店では、竿灯まつり・ワールドゲームズ秋田大会のイベント開催により売上げが増加した。
(商店街)
☆県内各地での夏祭りのイベント及びワールドゲームズ秋田大会の開催で競技会場地域の宿泊施設は売上高、収益とも上昇した。
(ホテル・旅館業)
☆8月の整備需要は、お盆休みで稼働日数が少なく前月比で21.9%減少したが、前年同月比では、6.7%増加した。
(自動車整備)
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