フロム情報連絡員
D.I値好転 〜販売価格・設備操業度に改善の動き〜 |
情報連絡員80名
回答数 75名 回答率 93.8% 10月分 |
10月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが5.3%(前月調査2.7%)、「悪化」が61.3%(同74.0%)で、業界全体のD.I値は-56.0ポイントで、前月調査-71.2ポイントと比較して15.2ポイント好転した。前月調査に比べ、製造業は10.0ポイント好転、非製造業も、19.5ポイント好転した。
この結果、D.I値好転の要因としては、製造業では設備操業度の上昇、非製造業では販売価格の上昇、両業種での共通要因としては売上高の増加が挙げられる。 |
対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は、取引先スーパーの目玉商品に使われる回数も多く商品は動くが売上げは伸びない状況が続いている。
(食料品)
☆清酒の出荷量は、4,031キロリットルで需要期の切換時期が要因して、前月比で153.9%と伸張した。
(食料品)
☆ニットは、閑散期に入り受注を確保できない。海外生産に回る量が再び増加している。
(繊維・同製品)
☆秋需要の最盛期であるが、今年は全く回復の兆しが見えず厳しい状況が続いている。
(木材・木製品)
☆公共工事の発注鈍化による影響で製品出荷数量は、前月比では97.7%、前年同月比でも81.3%と大きな工事もなく減少した。
(コンクリート製品)
☆機械金属業界は、TDK、アキタ電子等の縮小影響から電気機械は悪いが、その他の機械部品関連では品種転換等が進んでおり電気機械ほどの落込みはない。
(鉄鋼・金属)
☆高速道の秋田南〜横手間の4車線化工事が始まり出荷量は増加した。また、県発注の農道整備工事もあり昨年並みの数量を確保した。
(砕石)
☆秋田市発注の工事が公募型入札制度となり発注から入札まで審査期間を含めて3週間を要するため月間の工事量が減少した。
(建設)
☆新米の出荷により中旬までは荷動きが順調であったが、それ以降は自主米の動きが悪く企業収益・資金繰りとも悪化している。
(トラック運送)
☆観光シーズンであるが運行回数の落込みが続いている。
(タクシー)
☆10月の整備需要は前月比で5.3%、前年同月比でも5.5%増加した。
(自動車整備)
☆11月からビールの卸売価格がアップされる動きがあることから仮需が発生し二桁台の伸びがあった。発泡酒は依然として好調で全体でも二桁台の大幅な伸びとなった。
(酒類卸)
☆10月の新車販売台数は、4,168台(前年比93.0%)であった。本荘由利地域では、TDK関連企業の不況の影響から対前年比30%の減少となった。
(自動車販売)
☆商 店 街
・街区内にあるSCのファミリー向け飲食店街が廃止され土・日の集客が難しくなった。 (秋田市大町) ・商店街の核店舗(正札竹村)が閉店した影響により来街者・売上高の減少が続いている。 (大館市大町) ・11月より市内巡回バスが運行され、これによっての集客及び売上増を期待している。 (能代市柳町) ・TDK関連企業の規模縮小等により個人消費も冷え込み各商店とも厳しい状況にある。 ・店舗先での歩道の施設工事が実施されており来街者が少なく売上の減少になっている。 (湯沢市大町) ☆暖房器具が出始めたことにより前月比、前年同月比とも売上高は10%増加した。
(家電製品)
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