フロム情報連絡員
景況感やや後退
情報連絡員80名
回答数  76名
回答率 95.0%
11月分


図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しております。

 11月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが6.6%(前月調査5.3%)、「悪化」が65.8%(同61.3%)で、業界全体のD.I値は-59.2ポイントで、前月調査-56.0ポイントと比較して3.2ポイント後退した。業種別では、前月調査に比べ製造業では1.7ポイント好転してD.I値は-48.3ポイント、また、非製造業のD.I値は-65.9ポイントで6.3ポイント後退した。

対前年同月比
好転悪化割合 業界全体


業界の声
☆豆腐は、取引先スーパーの売上げが低迷し、前月・前年比とも売上高が減少した。
(食料品)

☆清酒の出荷量は、2,828キロリットルで需要期にもかかわらず、前月比で70.2%と大きく後退した。
(食料品)

☆縫製は、内容的に厳しい受注が続いており、12月後半からの夏物の受注に期待している。
(繊維・同製品)

☆戸建て住宅の減少により構造材の荷動きが特に悪く、これから冬季の不需要期に入り厳しい状況が続くものと思われる。
(製材)

☆東京・仙台方面でのマンション建築が好調なことから受注は増加傾向にある。
(家具製造)

☆公共工事の発注率が上昇し、前年同月比では109.0%とやや好転した。
(コンクリート製品)

☆機械金属業界は、電子業界の不況の影響は大きいが、設計製作と特殊加工技術を持つ企業は比較的多忙である。
(鉄鋼・金属)

☆砂採取地がないため、販売量は昨年末から減少傾向にあり、現在新採取地の許可を待っている。
(砂利)

☆公共工事の発注量の減少により各地域では厳しい競争が行われている。
(建設)

☆自主米の動きが悪く、各企業とも売上高の減少につながっている。例年縁故米等があって消費が落ち込む時期であるが、今年は異常と思われるほど荷動きが悪い。
(トラック運送)

☆10月と比べやや好転した。12月の忘年会シーズンに期待をしたい。
(タクシー)

☆11月の整備需要は前月比で7.1%減少、前年同月比では4.4%増加した。
(自動車整備)

☆清酒は順調で前年比、焼酎同様微増、ビールは発泡酒の影響で大幅ダウン、洋酒は今月も2桁台の伸び、発泡酒は卸価格引上げの動きがあることから仮需が発生し増加、全体では僅かに前年を下回った。
(酒類卸)

☆11月の新車販売台数は、軽自動車については1,812台(前年比100.0%)で前年比と同数値であったが、登録車は2,700台(前年比95.4%)と伸び悩み合計では4,512台(前年比97.2%)であった。
(自動車販売)

☆商 店 街

・消費の低迷が依然として続いており、来街者もまばらな状況にある。
(秋田市大町)

・酒類小売店では「ボージョレーヌーボー」の解禁により売上高が前月比20%増加したが、対前年比では横這いであった。
(秋田市通町)

・市内巡回バスが運行され集客・売上増を見込んだが、1ヶ月の利用者は予想を下回り、年末商戦に期待している。
(能代市柳町)

・12月1日から組合青年部が周辺商店有志と共同で年末賞品付大売出しを行っており、その効果に期待している。
(本荘市駅前)


☆展示会等の開催により、暖房機器の売上げが好調に推移し前月比で40%増加した。
(家電製品)


連絡員の素顔 
  vol.33

秋田市通町商店街振興組合
事務局長 前田重雄 氏

■組合事業から−
 藩政時代から370年の歴史をもつ通町商店街は、平成元年より秋田市都市計画街路事業、商店街近代化事業並びに共同施設設置事業を実施し、平成11年3月「通町橋」の完成をもって一連のハード事業の整備が完了しました。
 ソフト事業については、ワゴンセール、フリーマーケット、骨董市などを実施する「通の市」を4〜10月毎月第4土曜日に開催、8月の「草市」、12月の「歳末セール」などのイベントを実施しております。また、一昨年からは、昼竿燈の会場にもなっており、賑わいを呈しております。
 64店舗で構成されている商店街街区は、その大半が専門店として特色のある営業をしておりますので、今年も通町商店街をよろしくお願い申し上げます。


→目次へ

Copyright 2001 秋田県中小企業団体中央会
URL http://www.chuokai-akita.or.jp/