中央会の事業より

　本会と、本会が活動支援している「あきたデザインネットワーク」では、12月15日(土)、16日(日)の両日、「イオン秋田ショッピングセンター」において第1回デザインフェスタを開催しました。

　このフェスタは、県内のクリエーターとデザイナーによる「ものづくり」に新しいデザイン感覚を大幅に採り入れた創作作品や商品を広く県民に知ってもらうために、その開発のプロセスを「衣」「食」「住」「遊」の4つのカテゴリーで展示紹介したものです。主なものとしては、大館曲げわっぱや川連漆器などの伝統工芸品を現代風にアレンジした新作をはじめ、草木染めのニット、風船を使ったバルーンアート、昔ながらのロケットだんぶりこ(竹とんぼ)などのほか、県内企業やイベントのマスコットキャラクター、横手やきそば、なまはげの塩など多数の商品が展示されました。来場者は、普段、生活の中であまり気にもとめることのない数々のデザイン作品に足を止め、認識も新たに楽しく鑑賞していました。

　また、15日(土)夜には、会場を「三井アーバンホテル秋田」に移し、デザイナー、企業、行政などが一同に会し「秋田のデザインを食う」をテーマに、交流ナイトセッションを開催しました。
　セッションでは、横手やきそば(横手やきそば研究会)、秋田しょっつる(諸井醸造所)、だけまる豆腐(だけ丸物産の会)、なまはげの塩(企業組合男鹿半島振興会)などこれまで県内企業とデザイナーによる共同開発で商品化となった取組み事例が紹介されたほか、それぞれの屋台(試食コーナー)も出店し、参加者は味も楽しみながらデザイン・食を話題に交流の輪を広げ、盛会裡に終了しました。
　本会では、こうした県内企業とデザイナーとの連携によるものづくりを支援しておりますので、デザイナーとの商品開発等をお考えの企業の方は、何なりと本会企業交流課までお問い合わせください。