フロム情報連絡員
D.I値マイナス65.8 〜製造業・非製造業ともに売上げ振わず〜 |
情報連絡員80名
回答数 76名 回答率 95.0% 12月分 |
12月分の県内景況は、前年同月と比ベて景況が「好転」したとする向きが1.3%(前月調査6.6%)、「悪化」が67.1%(同65.8%)で、業界全体のD.I値は-65.8ポイントで、前月調査-59.2ポイントと比較して6.6ポイント後退した。業種別では、前月調査に比べ製造業が6.9ポイント後退してD.I値は-55.2ポイント、また、非製造業のD.I値は72.3ポイントで6.9ポイント後退した。
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対前年同月比 |
業界の声
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☆豆腐は、年末需要により売上高は前月比は伸びたが前年比では大きく下回った。
(食料品)
☆清酒の出荷量は、3,435キロリットルで歳末の需要期であり前月比で121.5%と好調であった。
(食料品)
☆ニットは、春夏物の生産が始まり閑散期を脱したが前年比ではロット数・単価の低下が目立ち先月までの低迷をカバーしきれない状況である。
(繊維・同製品)
☆住宅着工件数は11ヶ月連続して減少、特に直近3ヶ月の減少率が大きく、そのため木材の動きが悪く先月に引き続き低迷している。
(製材)
☆マンション家具の受注が好調であり、売上高は若干増加傾向にある。
(家具製造)
☆公共工事の発注率が上昇し、前年同月比では109.0%とやや好転した。
(コンクリート製品)
☆機械金属業界は、電子業界の不況の影響はあるものの、ソフトや設備等で特殊技術を持つ企業は操業度はまずまずである。
(鉄鋼・金属)
☆路盤用骨材は前年比で増加したが、生コン用は20%減少の出荷量であった。例年12月は出荷量が増加する時期であるが、今年は前年比15%の減少となった。
(砂利)
☆受注量はほぼ前年並であるが、取引条件等の内容的には厳しいもがある。
(電気工事)
☆不況の影響で例年のような年末の需要の増加は見られなかったが、燃料である軽油価格が前年比で、1リットル当たり4円値下がりしたことが企業のコスト削減に貢献している。
(トラック運送)
☆忘年会シーズンに期待をしていたが、不況のため取りやめた企業も多く期待はずれの年末であった。
(タクシー)
☆12月の整備需要は前月比で22.4%減少、前年同月比では4.4%増加した。
(自動車整備)
☆忘年会等の需要の落ち込みと12月に入り休業したホテルがあり、売上高は前年比20%減少した。
(男鹿温泉郷)
☆清酒は前年対比大幅に減少、ビールも発泡酒の影響で減少、焼酎は横這い、果実酒は依然として低迷、好調なのはここ数ヶ月順調に伸びている洋酒と発泡酒、リキュールで、全体では前年対比を多少下回った。
(酒類卸)
☆12月の新車販売台数は、軽自動車については1,579台(前年比107.1%)で若干増加したが、登録車は2,168台(前年比95.4%)と伸び悩み合計では3,747台(前年比99.1%)であった。
(自動車販売)
☆商 店 街
・月初めは来街者も少なく低迷が続いていたが、後半は歳暮・正月商品等の消費があり年末商戦の賑わいを呈した。 (秋田市大町) ・酒類小売店では日本酒、ワイン主体の年末需要で前月比250%の大幅増、食料品店でも年末・正月の季節要因で売上高は前月比50%増加した。 (秋田市通町) ・「2001歳末大売出し」の抽選会は好評で個店の売上げの増加に繋がった。 (秋田市南通) ・街路整備事業も完了し、消雪歩道もついて街区は生まれ変わり、年末の4商店街記念セールの売上げは予想を上回る売上高を記録した。 (湯沢市大町) |
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