地方分権が進みつつあるなか、地元ネットワークを活かし、地域貢献をコンセプトとして、平成9年9月に県内イベント関連会社23社で組合を設立した。組合設立には、地元イベント関連の資料収集・ノウハウの蓄積がきっかけとなっているが、イベント事業は、広告代理店主導ではなく地元のプロ集団であるイベント業者が、請け負うことにより、より依頼主の要望に添った活動ができるのではないかということがあった。
共同受注の利点を活かして営業活動を展開することで、各社の経営改善と大手代理店依存型から脱却したイベント業をめざしている。
事業内容は地域のイベント・見本市・展示会・会議・スポーツ・建設式典・コンサート・タレントコーディネート等、多岐にわたるイベント関連事業を組合員のそれぞれの専門性と人的ネットワークを活かし、地域活性化の「仕掛け人集団」としての共同受注を展開している。
小さなイベントからコツコツと実績を重ね、「地域密着型イベント組合」として、顧客に対して地元受注によるサービス向上を図った結果、社会的認知を得ることができた。大手代理店に頼らない、自立による事業展開が組合員各社の経営改善につながった。また、設立以来、組織の充実も図られており、組合及び組合員の一層の事業展開が期待できる。
|