Vol.5
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今回は、秋田市通町商店街の有志で、町おこしのために新しい祭りを企画した「招福狐の行列実行委員会」の委員長である(株)勝月の片谷社長にご登場願いました。 |
株式会社 勝 月 代表取締役 片谷 信一 氏 |
■■■はじめに、今回の「招福狐の行列」を計画した経緯を教えて下さい。 行列は、神狐を筆頭に供狐、命婦(高級女官)、裃狐からなる神事行列と、子狐、祭狐、色もの狐からなる神事行列の二列で構成します。今回は、地域住民が楽しめる祭りということで町内の参加者55名程度で行うことにしております。 当日は、神事を済ませた後、午後5時頃神社を出発し、通町の歩道を一周して再び神社に戻るというルートですが、途中で町内が変わる度に「交換の儀」と称し、通行の許可を求める口上と提灯の引き渡しを行います。 また、裃等は紙で作成したりと手作りなため、全員の準備が大変なことから、秋田公立美術工芸短期大学の学生の協力を得て、狐のペインティングをしてもらう事にしております。 ■■■この「招福狐の行列」を町おこしの一環として位置づけておりますが、今後の活動について教えて下さい。 この企画の根幹には、町内の核である神社を地域住民の心の拠り所として再度認識してもらい、自分の住む町に愛着を持ってもらいたいという願いがあります。今回の事業費も商店街の篤志家が「ちょっとむかしの通町」という本の印刷費を出してくれて、その本の販売代金を事業費に充てています。また、忙しい中、裃の作成に協力してくれる有志の気持ちで祭りが実現しました。その思いが今回の祭りで地域住民に伝わればと思います。その意味で今回は地域住民の参加だけですが、来年からは町外からも広く参加者を募集する予定です。 さらに今後に向けては、出来れば「狐の嫁入り」も実施できるように祭りの企画自体もパワーアップを図って行きたいと考えています。いずれ、住民が他の町内に誇れる祭りになってくれればと期待しています。 |
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