平成15年度重点事業の実施状況 |
本会では、平成15年度事業の実施に当たって、「新規組合設立の推進、既存組合への支援等により組合及び組合員企業の活性化を図る」等の基本理念を掲げて積極的な事業展開を推進した。
本誌では、実施した様々な事業の中から重点事業にスポットをあて、その実施内容を紹介します。 |
組織化集中指導事業 | |
平成15年度では、次の17組合に支援を行った。 |
1.(協)秋田卸センター
2.秋田電気工事(協) 3.(協)秋田古紙回収協会 4.(協)東由利ショッピングプラザ 5.秋田県自転車軽自動車商業(協) 6.子吉川森林保全センター(協) 7.小坂町商業(協) 8.北鹿電気工事業(協) 9.北鹿アパレル(協) |
10.角館工芸(協)
11.県南自動車整備(協業) 12.六郷町商業(協) 13.秋田たばこ販売(協) 14.(協)秋田FPネットワーク 15.(協)秋田県旅行業協会 16.ハミングカード(協) 17.(協)横手かまくらカード会 |
組合特定問題研究会 | |
平成15年度は次の3テーマを対象に行った。 ①商工組合(電気工事業)運営懇談会 テーマ「組合の活動強化・組合員の体質強化の可能性について等」 ②商工組合(自動車整備業)運営懇談会 テーマ「資源循環型社会システムの構築に向けて等」 ③環境リサイクル組合懇談会 テーマ「廃棄物収集運搬業の現状や課題、今後の方向性について等」 平成16年度も業界等の課題解決を図るため、2テーマで懇談会を開催する予定です。 |
青年部交流会事業 | |
本年度は、商品開発・販売・マーケティングなどについて、県内のデザイナーで構成する「あきたデザインネットワーク」のメンバーとの意見交換を通じて、これからのビジネスへのヒントをつかむことをネライとして大きな成果を得た。 |
ポイントカードサミット事業 | |||
●合同イベント 昨年度に引き続き、より多くの消費者に還元できるイベントを目指し、ポイントカード事業を実施している9団体が参加し、「全県うまいもん探検!お食事券交換会」を開催した。 ・共通商品券との統一交換日 平成15年7月20日〜8月20日 ・お客様の利用期間 平成15年8月1日〜10月31日 ・参加飲食店 57店 ●ポイントカードサミット
サミットを終え、参加団体の今後の運営について大いに参考となった。 平成16年度は、サミットのスタイルを変更し、組合のニーズを反映したテーマ別の懇談会に移行する予定です。 |
デザイン提案プロジェクト推進事業 | |
本事業は、県内企業とデザイナーとの「出会いの場」を創出することにより、県内デザイン業界のレベルアップと、地域資源とデザインの融合による新商品・新技術開発を促進し、企業の活性化に資することを目的に各種プロジェクトを中心にデザイナー提案型の事業を行った。
●地域デザイン懇談会の開催 企業とデザイナーとの交流懇談会を、県内5カ所(秋田市、能代市、大曲市、湯沢市、鹿角市)で開催し、地域デザインプロジェクトを創出した。 ●「白神山地の特産品を考える」プロジェクト 本プロジェクトは、白神山地のブランドを活用した特産品づくりをデザイナーから提案してもらい、具体的な商品開発に繋げていくことを目的に立ち上げた。 本年度は、ワークショップを通して地元ニーズを吸い上げるとともに、企業との連携による「白神ブランド」の商品開発の可能性を探った。 平成16年度は、具体的な新商品開発、リ・デザイン等に取り組む予定です。 ●第3回あきたデザインフェスタの開催 |
中小企業情報創造発信強化支援事業 |
本事業では、県内中小企業者がインターネットを活用した商取引に円滑に取り組めるように県内業界団体やその構成員企業、任意グループなどを対象に、商品・顧客・売上データベースを登載したショッピングモールの構築を支援している。
本年度は秋田県漆器工業(協)、秋田県漬物(協)、(協)秋田県家具工業会、秋田特撰会の4組合等がショッピングモールを開設し、延47社が自慢の商品を全国に情報発信する等、新たな販売チャネルとしての機能を十分に果たしている。 なお、平成16年度は、全国中央会が公募する「組合等Web構築支援事業」の対象組合を通じて、インターネットを活用したビジネスチャンス拡大のための業界(組合)支援を実施していくことにしている。 |
■秋田県漆器工業協同組合
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■秋田県漬物協同組合
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■協同組合秋田県家具工業会
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■秋田特撰会
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グループ創業バックアップ事業 | |
企業組合は昨年の法改正により、法人が参加できるようになる等設立要件も緩和され、ますます注目を集めている。 本年度は、特に相談の多い「介護事業」と「特産品開発」に重点を絞り、下記の取り組みを継続的に実施してきた。 ①創業プラザの開催 ○秋田会場 ・日 時:8月29日(金) ・参加者:65名 ・講 師:武芸川町特産品開発企業組合 専務理事 杉山ミサ子氏 福島県中央福祉企業組合 理 事 長 増子拓昌氏 ○大館会場 日 時:10月24日(金) 参加者:18名 講 師:企業組合夢咲き茶屋 理事長 菊池ナヨ氏 企業組合スラップ・アップ・エージェンシー 理事長 菅原美智雄氏 ○横手会場 日 時:10月31日(金) 参加者:18名 講 師:企業組合夢咲き茶屋 理事長 菊池ナヨ氏 企業組合秋田石販 理事長 藤原金悦氏 ②創業希望者のステップアップ ○介護事業の創業塾 日 時:9月27日(土)~28日(日) 参加者:40名 講 師:有限会社グローバル・ネットワーク 社会保険労務士 小針淳一氏 中小企業診断士 船田雅美氏 ③創業塾参加者のフォローアップ ○介護ビジネス創業懇談会 日 時:2月14日(土) 参加者:20名 講 師:有限会社グローバル・ネットワーク 中小企業診断士 船田雅美氏 企業組合秋田福祉サービス 理事長 鎌田憲悦氏 創業希望者が気軽に参加できるように創業プラザを県内3カ所で開催したところ、多数の方の参加を見た。特に、これまでのニーズに応える形で開催した介護事業の創業塾では、多数の申込みがあり、定員30名を上回る40名の参加を得ることが出来た。参加者は、「介護ビジネスの理解と分析」、「事業計画・収支予算の作成方法」、「介護ビジネスに特化したマーケティング手法」、「助成金の申請方法」等を熱心に受講していた。なお、参加者の中には、有限会社を設立してこの3月にグループホームの開業を実現する方も見られた。 また、介護ビジネス創業懇談会では、創業塾の講習内容から更に精度を高めた計画作成や設立準備等について、講師からアドバイスを受けたり、参加者同士がお互いに意見交換を行う等有意義な講習となった。現在までに県内では初めての法人(特定組合員)が加入した企業組合の設立準備が進められている他、多くの創業に関する相談が寄せられており、今後も引き続き、創業希望者の皆様から「頼られる中央会」を目指して積極的に創業支援を推進していくことにしている。 |
企業連携シーズ育成事業 |
本会では、平成12年度から「機能性食品研究会」を組織しその活動を支援しているが、本年度は「発芽玄米」と「山伏茸」をテーマに22社が参加し、各素材を活用した製品開発を目的に活動を行った。研究会では、各素材の機能や特長を研究したり、専門家による販売手法の勉強会等を織り交ぜながら試作品開発に取り組んだ。
今後は、消費者から試作品に対する意見を聴き、改良を重ね商品化を目指すことにしている。 【試作企業と主な試作品】
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企 業 名
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試 作 品 名
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秋田県産資源開発研究会
ポエム洋菓子店 (有)藤倉食品 大澤製菓(株) (資)六郷製パン (株)山田製パン工場 (株)はまなす製パン (株)たけや製パン (資)佐藤製パン所 |
焼酎用ティーパック『里・秋・香』
サブレ、パウンド 豆腐等 もろこし アツアツ味噌パン等 ブロート等 食パン等 テーブルロール等 ロールパン等 |
焼酎用ティーパック |
サブレ |
豆腐 |
もろこし |
アツアツ味噌パン |
ブロート |
食パン |
テーブルロール |
ロールパン |
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