米澤新会長に聞く

秋田県中小企業団体中央会
 会 長  米 澤  實

 平成16年度通常総会において会長に選任された米澤新会長に今後の中央会のあり方について伺いました。

 会長就任にあたり、県内中小企業組合並びに構成員事業主の皆様にご挨拶をお願い致します。

 東海林正隆前会長の後任として、去る5月18日開催の平成16年度通常総会で会長に就任致しました。個人消費の低迷や大企業からの厳しいコストダウン要請など、中小企業を取り巻く経営環境が大変厳しい状況の中で、会長という重責を担い、身の引き締まる思いです。
 前会長同様、頼られる中央会を目指して全力を尽くして中小企業組合が抱える問題に積極的に取り組んで参りますので、会員の皆様方の暖かいご支援・ご協力を本誌面をお借りしてお願い申し上げます。

 中央会は補助金の削減や会員の減少など厳しい事態に直面していますが、これからの進むべき方向についてどのように考えておりますか。

 中央会はどのような役割を担っているのかを考えた場合、やはり中小企業の振興発展を抜きには考えられません。中小企業は機動性に優れている反面、資金面や技術面などの経営資源が十分とは言えません。
 中小企業が発展するためには、共同の力で経営資源の充実・強化を図り、競争力を強化することが必要であることは言うまでもありません。そのためにも、協同組合組織の重要性が問われる時代ですので、このような時こそ、中央会は団体組織の支援機関としての原点に立ち返って、組合組織の活性化への支援とともに、中小企業連携の推進と支援活動を展開する必要があると思います。

 具体的にはどのような支援活動が必要と思われますか。

 社会のニーズが多様化・高度化している現在、設立当初の共同事業に固執していたのでは組合員のニーズに対応することができないと思います。
 中央会としては、中小企業組合の意義と必要性をこれまで以上に訴えながら、組合が効果的な共同事業を遂行できるよう継続的な支援を行うとともに、時代に即応した創業や新事業への展開、或いは経営革新支援など積極的なサポートが必要であると考えています。
 そのためには、会員や構成員事業主からのニーズを汲み取り、実現に向けて積極的に提案していくことが必要であり、そのことが「頼られる中央会」につながるものと思います。

 最後に、会長の座右の銘と趣味をお伺いします。

 これといった座右の銘はありませんが、『行不由径』(行くは、小径にあらず)という言葉が好きです。細い径を歩かず、大きな径を歩くことを意味しておりますが、これからも正々堂々と歩んで行きたいと思っています。
 趣味は、下手の横好きですが書道をやっています。休日には書道でストレスを発散させています。



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