■日本一の面積を誇るスギ人工林の充実
　本県の森林面積は82万1千haで、全国7位の広さを有しています。中でも、民有林の人工林面積は、昭和44年から展開された年間1万ha造林運動等により整備が進み、25万5千haとなり、その92％を占めるスギ人工林面積は全国一の23万6千haに達しています。
　また、森林蓄積は1億4千万m³で、うち民有林が64％を占めています。民有林の1ha当たりの蓄積は199m³にのぼるなど、成熟度を高めており「国産材時代をリードする木材供給基地」としての資源的基礎が着々と整備されてきています。

■木材産業の現状と課題
　　木材供給量は、平成14年で285万m³となっており、パルプのシェアが35％、製材が23％、合板が30％などとなっています。
　供給面では国産材のシェアが44％と全国平均の2倍以上となっています。木材・木製品の製造品出荷額は775億円で、製造品出荷額の5.8％を占め、県内では電子部品・デバイス、食料品に続く重要な地場産業となっています。
　また、これにパルプ・紙・家具・装備品を含めた木材産業の出荷額は、1,276億円にのぼり9.6％を占めています。
　県内の木材産業は、外材や国内他産地との産地間競争に打ち勝つため、ニーズに対応した新製品の開発や供給体制の整備、大消費地への販路拡大等が課題となっています。

【お問い合わせ】
　秋田県企画振興部統計課
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