先進組合事例
<VOL.16>

〜オートオークションの映像化。組合員が集う会場を目指して〜
秋田県中古自動車販売商工組合

住 所 〒010-1415
秋田市御所野湯本一丁目1-1
理事長名 最上育平
電話番号 018-839-6311 FAX番号 018-839-6660
設 立 昭和51年10月 出資金 196,450,000円
組合員数 55人 理 事 9人
ホームページ http://www.chuokai-akita.jp/juakita/index.htm

背景と目的

セリの様子。150インチ大画面に映し出された出品車データ
 本組合は、中古自動車販売業界の健全な発展を目指し、中古自動車販売を主たる業とする中小企業者が中古自動車の流通促進、消費者保護、環境保全及び業界のモラル向上を目的として昭和51年10月(前身の協同組合)に設立された。
 組合事業の中心となっているオートオークション(以下、AA)は、年間三十数回開催され県内の中古車流通の要となっている他、組合員にとっては商品中古車の仕入や入替の点で、非常に重要な役割を担っている。
 昨今、中古車の流通においてもIT化の波が押し寄せ、他県AA会場でポス・コンピュータ化や衛星ネットオークションが普及する中で、当組合も中央会活路開拓事業等を活用しながら、オークション及びその会場の在り方について検討を行った。
 その結果、本県の市場性にマッチし、より組合員が満足するAAを目指し、映像AAプロジェクト委員会を立ち上げ、中央会の支援のもと今年2月、経営革新の承認を取得し、6月に映像オークション会場オープンに至った。

実施内容

真剣な表情でセリを行う参加者
 映像オークションは、予め入力された出品車の画像等のデータを大画面に映し出しながらセリを行うもので、その結果、車の引き回しが不要になり、出品車の切り替えが効率的になった分、より充実したセリが可能となった。
 組合では、“組合員のための事業遂行”という理念の下、この映像オークション化事業を始めるに当たり、AA会場を単なる中古車の売買ではなく、組合員が集い、貴重な生の情報を交換し合う場とすること。また、ポス・コンピュータのように単に多くの台数をこなすのではなく、落札率の高い手ゼリを更に進化させ、落札率の維持・向上を図ることによる組合員の満足度向上を強く意識した。

今後の取り組み
 映像オークション化によりAAのIT化対応の準備は出来た。入札システムや衛星ネット導入については、本県の市場規模をにらみながら進めることとしているが、現在は、映像を活用した他AA会場と提携し、組合で落札されなかった車をネットを通じてより広い市場へ上場をすることを検討している。
 これによって多くの落札機会を組合員に提供することが可能となり、組合も期待を寄せている。


最上理事長
理事長コメント
 組合員がより満足できるオークションを実現し、ここに集う仲間が互いに切磋琢磨することで、業界の発展を目指したい。



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