景況レポート 非製造業振るわずDI値 大幅後退!
情報連絡員80名 7月分

 7月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが10.0%(前月調査10.0%)、「悪化」が50.0%(同38.8%)で、業界全体のDI値は−40.0となり、前月調査の−28.8と比較して11.2ポイント後退した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は3.1ポイント好転し、DI値は−25.0、非製造業は20.8ポイント後退し、DI値は−50.0となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
清酒製造 6月の清酒出荷量は、2,123キロリットルで前年同月比93.1%で推移した。
豆腐油揚 夏場に入り、豆腐の売り上げが減少した。「ところてん」はテレビ等で話題になり、原料不足になるほどの売れ行きでパニック状態になっている。
ニット製造 初秋物の投入が始まり、前月までの不振が一応終了した感があるが、アパレル各社とも、過剰在庫を警戒しており、慎重な発注となっている。
一般製材 製品の動きは、昨年並みに推移し、平均単価は上昇し、販売高で前年同月比105%となった。原木も価格面で若干持ち直し傾向が見られる。
自動車販売 7月の新車販売台数は、登録車が2,883台(前年同月比99.8%)、軽自動車は1,966台(同106.3%)であり、合計4,849台(同102.3%)であった。
タクシー 運送収入は全県全体で前年同月比3%の減収となり、特に、県北地区で8.8%の減収となり、落ち込みが厳しくなっている。また、燃料の高騰が懸念材料となってきている。
石油製品 ガソリンは、前月比2円値上がりし121円、軽油は、前月比1円値上がりし99円となった。
青果卸売 春先の低温で出荷がずれ込み、入荷量がだぶついたため、商品の安値が続いており、前年同月比95.8%となった。
商店街 7月からの暑さにより清涼飲料の売上げは除々に増加したが、逆に大量購入(ケース買い)は量販店に客足を取られ苦戦を強いられている。業種によって多少の売上の増減はあるものの、商店街全体としては集客力不足で相変わらず厳しい状況が続いている。
(秋田市)


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