景況レポート 景況感 製造業・非製造業とも好転!
情報連絡員80名 8月分

 8月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが10.0%(前月調査10.0%)、「悪化」が43.8%(同50.0%)で、業界全体のDI値は−33.8となり、前月調査の−40.0と比較して6.2ポイント好転した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は3.1ポイント好転し、DI値は−21.9、非製造業は8.3ポイント好転し、DI値は−41.7となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
製麺 8月は真夏日が続き、生産高は前年同月に比べ増加しているものの、石油関係資材の高騰を商品に転嫁できず、収益面においては悪化の一途を辿っている。
ニット製造 秋物の計画ベースの発注が本格化しており、例年と同程度の受注は確保できているが、アパレル各社とも、慎重な発注となっている。
プレカット プレカット部門は、前月に引き続き堅調に推移している。エクステリア部門もお盆明け後、見積依頼、受注額ともに増加傾向にある。
自動車販売 8月の新車販売台数は、登録車が1,920台(前年同月比100.1%)、軽自動車は1,360台(同100.6%)であり、合計3,280台(同100.8%)であった。
生コンクリート 8月の出荷量は、83,490m3で前年同月比107.5%で推移した。
タクシー 猛暑とお盆過ぎの台風の影響で、運送収入は、中央地区で5.5%増加し、県南地区でも2.6%の増加となったが、県北地区は5.6%の減少と相変わらず厳しい状況が続いている。
石油製品 ガソリンは、前月比4円値上がりし125円、軽油も、前月比4円値上がりし103円となった。
酒類卸 暑さが戻りビールは好調で、業務店向け樽生が大きく動いた。発泡酒の売上げは減少が続いているが、缶チューハイは好調に推移した。一方、清酒は相変わらず低落傾向にあり、収益的にも清酒の販売不振による打撃は大きい。
商店街 中元商戦は近隣大型店に客足を取られ、商店街全体としては前年並みの実績を確保するのがやっとの状態である。
(秋田市)


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