景況レポート 製造業DI値9.0ポイント好転
情報連絡員80名 9月分

 9月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが10.3%(前月調査10.0%)、「悪化」が42.3%(同43.8%)で、業界全体のDI値は−32.0となり、前月調査の−33.8と比較して1.8ポイント好転した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は9.0ポイント好転し、DI値は−12.9、非製造業は2.9ポイント後退し、DI値は−44.6となった。
(回答数:78名 回答率:97.5%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
製麺 生産量では前年同月に比べ、引き続き増産となっているが、石油関係資材の高騰続きで景況は悪化している。
清酒製造 8月の清酒出荷量は、1,833キロリットルで前年同月比101.0%で推移した。
繊維製品 9月は、各社とも受注が好調であるが、まだ工賃ベースが低いため経営的には厳しい状況である。
プレカット プレカット部門は、引き続き順調に推移しているが、エクステリア部門は、見積依頼はあるものの受注に結びつくものが少なく若干苦戦している。
生コンクリート 9月の出荷量は、100,074m3で前年同月比104.1%で推移した。
自動車販売 9月の新車販売台数は、登録車が3,026台(前年同月比100.7%)、軽自動車は2,020台(同97.2%)であり、合計5,046台(同99.3%)であった。
タクシー 運行回数、実車キロなどは軒並み減少し、県全体で5.0%の減収となり、県北地区では12.4%の減収と落ち込みが大きい。ただ、地域差はあるものの、乗務員数は前年並みの100.6%であった。
石油製品 ガソリンは、前月比3円値上がりし128円、軽油も、前月比1円値上がりし104円となった。
商店街 葬祭関連のサービス業等で若干伸びているものの、全体的には、売上げは前年同月比10%の減少となり、景気回復の兆しは全く見られない。(鹿角市)


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