■工業の現状と課題
　本県工業において大きなウエイトを占めるのは、電子部品・デバイスを中心とする加工組立型産業です。特に電子部品・デバイス産業は、近年の電子情報産業の伸長を背景に生産額を伸ばし、平成15年には全出荷額の36.2％を占め、県内のリーディング産業となっています。
　また、県工業に占める誘致企業の割合は、製造品出荷額ベースで47.3％と大きな割合を占めています。
　一方、本県工業の事業所数、従業員数は全国の約1％を占めるものの、製造品出荷額は全国の0.47％となっており、従業員の一人あたりの付加価値額では、全国平均の約54％と低位にとどまっています。
　また、これまで本県工業の成長に寄与してきた企業誘致は、長びいた不況により誘致件数が毎年1桁台で推移しており、最近の緩やかな景気回復の中にあっても、なお厳しい状況が続いています。

業種別出荷額など（平成15年） 工業の推移

（資料出所：平成17年7月 秋田県総務企画部総合政策課「あきた県政概況2005」より）
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