景況レポート DI値14ポイント改善!
〜製造業、非製造業とも好転〜
情報連絡員80名 5月分

 5月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが13.9%(前月調査6.3%)、「悪化」が43.0%(同49.4%)で、業界全体のDI値は−29.1となり、前月調査の−43.1と比較して14.0ポイント好転した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は15.1ポイント好転し、DI値は−19.3、非製造業は13.6ポイント好転し、DI値は−35.4となった。
(回答数:79名 回答率:98.8%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 売上は前月と同様に推移したものの、対前年同月比では減少となっており、収益状況も厳しくなっている。
清酒製造 4月の清酒出荷量は、2,174キロリットルで前年同月比91.6%で推移した。タイプ別では、吟醸酒が前年同月比で92.9%、純米酒が93.7%、本醸造が93.0%、レギュラー酒が91.1%となっている。
外材 円高傾向による安価な輸入合板の増加が懸念されていたが、その影響は殆ど見られず、合板各品目とも値上がり傾向で推移しており、出荷も順調である。国産スギ材の入荷も順調で、外材の入港量にややブレーキがかかっている。5月の入港量は、57,000m3
ニット製造 天候不順等の要因で店頭売上が伸びていないため、今年に入り好調に推移してきた発注も一段落した感がある。
青果卸売 全国的な日照不足の影響で入荷量が減少したが、高価格で推移したため、売上は前年同月比100.2%であった。
自動車販売 5月の新車販売台数は、登録車が2,084台(前年同月比91.6%)、軽自動車は1,866台(同105.1%)であり、合計3,950台(同97.5%)であった。
一般建築 5月に入って公共工事の発注が増加し、また、民間工事の動きも見られ前年同月並みの売上高となった。
石油製品 ガソリンは、前月より5円アップし1リットル当たり134円、軽油は、前月と変わらず1リットル当たり107円、灯油は、18リットル宅配で55円値下がりし1,494円となった。元売りの仕切価格が上昇しているが、小売価格への転嫁が思うようにできず、また、ガソリン等の販売量も減少しているため厳しい状況である。
商店街 「家電販売」は、前年同月と比べほぼ横ばいで推移したが、「身の回り品」及び「酒類販売」では、前年同月と比べ微増となった。4月、5月と2ヶ月連続で前年割れがなかった。(秋田市)


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