■秋田県の林業
◇日本一の面積を誇るスギ人工林
　本県の森林面積は82万1千haで、全国7位の広さを有しています。中でも、民有林の人工林面積は、昭和44年から展開された年間1万ha造林運動などにより整備が進み、25万6千haとなり、その92%を占めるスギ人工林面積は全国一の23万6千haに達しています。 （図−1）
◇木材産業の現状と課題
　木材供給量は平成16年で305万立方メートルとなっており、パルプのシェアが36%、製材が20%、合板が32%などとなっています。供給面では、国産材のシェアが44%と、全国平均の2倍以上となっています。 （図−2）
　木材・木製品の製造品出荷額は880億円で、製造品出荷額の6.3%を占め、県内では電子部品・デバイス、食料品に続く重要な地場産業となっています。
　また、これにパルプ・紙・装備品（建具等）を含めた木材産業の出荷額は1,404億円にのぼり10.1%を占めています。
　県内の木材産業は、外材や国内他産地との産地間競争にうち勝つため、ニーズに対応した新製品の開発や供給体制の整備、大消費地への販路拡大などが課題となっています)

図−1　森林資源の構成（平成16年） 図−2　木材需給量の推移

（資料出所：平成18年6月 秋田県総務企画部総合政策課発行「あきた県政概況2006」より）
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