景況レポート DI値3.8ポイント改善!
〜製造業・非製造業ともに3ヶ月連続で改善〜
情報連絡員80名 9月分

 9月分の県内景況は、前年同月と比べて景況が「好転」したとする向きが11.3%(前月調査12.5%)、「悪化」が33.8%(同38.8%)で、業界全体のDI値は−22.5となり、前月調査の−26.3と比較して3.8ポイント改善した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は6.3ポイント改善し、DI値は−3.1、非製造業は2.1ポイント改善し、DI値は−35.4となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 季節の変動による夏物商材から冬物商材への変わり目の割には動きが悪く、売上は前年同月並みに推移した。
清酒製造 8月の清酒出荷量は、1,730キロリットルで、前年同月比94.4%で推移した。タイプ別では、吟醸酒が前年同月比で105.6%、純米酒が98.2%、本醸造が86.9%、レギュラー酒が94.8%となっている。
外材 需要が堅調に推移している一方、マレーシアからの輸入合板の入荷は依然として低迷しているため、国内メーカーの経営は好調である。合板各社の国産スギ材の使用率が高まっている。9月の入港量は、45,000m3
ニット製造 秋物の製造は終わった感があり、売れた商品の補充の発注が中心になっている。売上は前年同月並みに推移した。
青果卸売 入荷量は減少気味であるが、販売価格が依然として高値で推移したため、売上高は前年同月比104.5%となった。
自動車販売 9月の新車販売台数は、登録車が2,755台(前年同月比91.0%)、軽自動車は2,180台(同107.9%)であり、合計4,935台(同97.8%)であった。
電気工事 受注件数は昨年より若干増えたが、一時的な受注が見受けられる。来年開催の国体関連の受注がなくなった後の見通しは厳しい。
石油製品 ガソリンは、前月より1円ダウンし1リットル当たり142円、軽油も、前月より1円ダウンし1リットル当たり118円、灯油は、18リットル宅配で5円ダウンし1,489円となった。元売価格は据え置きであったが、市況が軟化した。販売量は減少し、利幅も減少傾向である。
商店街 屋内外でのイベントが開催されたが、集客はあっても売上にはなかなか結びつかない状況である。空きテナントを埋められず、ビル街全体の雰囲気に活気がないため、客足が遠のくばかりである。(秋田市)


Copyright 2006 秋田県中小企業団体中央会 http://www.chuokai-akita.jp/