景況レポート DI値2ヶ月連続で悪化!
〜製造業のDI値は横ばい、非製造業は悪化〜
情報連絡員80名 12月分

 12月分の県内景況は、前年同月と比較して、景況が「好転」したとする向きが11.3%(前月調査10.0%)、「悪化」が40.0%(同36.3%)で、業界全体のDI値は、−28.7となり、前月調査と比較し、2.4ポイント悪化した。
 内訳としては、前月調査と比べ製造業は同じで、DI値は−12.5、非製造業は4.2ポイント減少し、DI値は−39.6となった。
(回答数:80名 回答率:100%)


[天気図の見方]前年同月比のDI値をもとに作成しています。
[凡例]

業界全体好転悪化割合[前年比/同月比]


業界の声
豆腐油揚 暖冬の影響もあり、売上高は前年同月を大きく下回った。
清酒製造 11月の清酒出荷量は、2,609キロリットルで、前年同月比94.8%で推移した。タイプ別では、吟醸酒が前年同月比で100.7%、純米酒が96.6%、本醸造が94.4%、レギュラー酒が94.3%となっている。
外材 製材業における国産スギ材の不足が顕在化しつつあり、原木価格が徐々に高くなってきている。合板業では、スギ原木の代替材としてのニュージーランド材の手当てが進んでいる。12月の入港量は、52,000m3
繊維 各社とも暖冬によりコートの生産をストップしたために受注量が減り、厳しい状況が続いている。このため、春物を早く投入しているので、2月以降の仕事量が心配される。
セメント卸売 売上高は前年同月対比で124.8%となった。10月から12月まで順調に推移しており、景況回復の兆しが伺える。
自動車販売 12月の新車販売台数は、登録車が1,537台(前年同月比91.9%)、軽自動車は1,628台(同114.3%)であり、合計3,165台(同102.0%)であった。
管工事 12月で公共工事も出尽くした。平成18年度は、例年より受注量が少なかったこともあり、経営は相当厳しいものになっている。
石油製品 ガソリンは、前月より3円ダウンし1リットル当たり132円、軽油も、前月より1.5円ダウンし1リットル当たり111.5円、灯油も、18リットル宅配で32円ダウンし1,405円となった。販売価格は下落傾向にあり、販売数量も減少している。特に灯油は、暖冬により消費が落ち込んでいる。
商店街 「身の回り品」は、暖冬による影響で、除雪等関連商品が不振で、売上高は前年同月よりも落ち込んだ。
「酒類販売」では、相変わらず需要不振であるが、辛うじて前年同月並みの売上を維持。「家電販売」では、暖房機器は不振であったが、その反面、液晶薄型テレビの好調に支えられ、売上高は前年同月よりやや増加した。(秋田市)


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