◆背景と目的
広島県世羅町が新たに夢公園内に設置した販売所の指定管理者として運営する話が「世羅高原6次産業ネットワーク」に持ち込まれ、同ネットワークの有志がパイロットショップとして運営することを目的に、組合が誕生した。
ところが、今ではパイロットショップを活用した同ネットワークの振興や地産地消の推進だけでなく、世羅地域の活性化までも視野に入れた活動を繰り広げている。
◆事業・活動の内容
ネットワーク会員の中で、農家の主婦が中心となり、①地域資源のPR活動による世羅高原への入り込み客の増加、②地域特産品のブランド化、③特産品・郷土料理の紹介及び体験イベントによる交流促進、④ふるさと産品セットの販売(贈答用)⑤組合員の生産及び販売意識の向上と育成、強化、⑥県内主要都市での出張販売(顧客拡大)、⑦パイロットショップ運営の充実など、幅広い活動を行っている。
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◆成果
上記の活動により初年度は、取扱高92,935千円、売上高(手数料)20,960千円、経常利益1,381千円の実績を得た。初年度は、せら夢公園やワイナリーと同時オープンしたため、目標を大きく上回った。2年目の前半は前年比約50%の取扱高となり苦戦を強いられたが、後半には話題を呼んだ名産卵掛けご飯の開発や、県内各地での出張販売の強化、イベントの拡大、みやげ物セットの開発、宅配便を利用した通販に力を注ぎ、持ち直してきている。
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