週所定労働時間については、「40時間」が44.0%、「38時間超40時間未満」が36.3%、「38時間以下」が10.2%となっており、「40時間以下」の事業所が90.5%とほぼ昨年(90.4%)と同じ割合となっている。
ちなみに全国平均の「40時間以下」の割合は、85.1%で、「週40時間労働」に関して言えば本県の方が進んでいることが分かる。(図-8)
従業員一人当たりの月平均の残業時間を見ると9.9時間で昨年の9.6時間を0.3時間増加している。また、規模が大きくなるほど残業時間が多くなっているほか、製造業の9.8時間に対して非製造業では10.1時間と0.3時間上回っている。
ちなみに全国平均の残業時間は10.3時間となっており、本県より1時間上回っている。
内訳を見ると、「1〜10時間未満」が37.2%と最も多く、次いで「10〜20時間未満」が23.7%となっている。
また、「残業0時間」は20.7%と昨年(26.6%)より5.9ポイント下回った。
業種別に見ると、「運輸業」が22時間と長く、逆に建設業の中で「職別工事業」では3.1時間と短くなっている。
(図-9)
図-9 月平均残業時間

(3)年次有給休暇の付与日数及び取得日数
従業員一人当たりの年次有給休暇の平均付与日数を見ると、「15〜20日未満」が52.2%と最も多く、次いで「20〜25日未満」が21.1%、「10〜15日未満」が19.3%と続いている。平均付与日数では「15.9日」と全国の「15.1日」を上回っている。
(図-10)
また、一人当たりの平均取得日数では、「5〜10日未満」が38.4%と最も多く、次いで「1〜5日未満」が27.2%、「10日〜15日未満」が24.8%となっており、平均取得率は「7日」となっている。
ちなみに全国平均も同様の結果となっている。(図-11)