フロム情報連絡員8月分

悪天候も重なり、D.I値再び悪化


情報連絡員80名 回答数:75名 回答率:93.8%
情報連絡員報告による8月分の県内景況は、前年 同月比で、業界全体のD.I値が−62.7ポイントとなっており、7月調査と比べて12.7ポイント悪化した。製造業は、受注価格の低下等により景況が引き続き低迷しており、非製造業においては夏休み、お盆等の集客もあまり伸びず、消費も低調であった。
図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しています。

対前年同月比


好転悪化割合 業界全体
好転悪化割合 製造業
好転悪化割合 非製造業

業界の声


お中元の和・洋菓子ギフト品は低単価(1,500〜2,000円)の多品目詰め合わせ製品が多く売れ、売上高が増加した。
(食 料 品)
気温が上がらなかったため、夏物商品(冷中華、ざる等)の売上が伸びず、前月比、前年同月比とも売上高が減少した。
(食 料 品)
二次加工メーカーの低迷が続く中での特市は、出品材も昨年の半分以下で良材も少なく低調に終わった。
(木材・木製品)
官公庁、民間ともに受注価格が下落している。
(印 刷)
県内の生コンクリート出荷数量は111,625m3で、前月比73.2%と減少した。お盆休み等により稼働日 数が少ない等季節的要因による。
(窯業・土石)
生産量が減少し、一層、厳しい状況となっている。
(鉄鋼・金属)
1,000〜5,000円程度の土産品に活況があったが、高額商品(伝統的工芸品)は依然として不振である。
(家具・建具・装備品)
清酒はワインブームの影響もあり、売上高が前年 同月比で91.9%。ビールは天候不順の低気温で96. 1%と伸びず、果実酒はブームが継続しており178. 3%であった。全体では96.2%の売上高となった。
(卸 売 業)
夏物商戦は、家電の落ち込み、婦人服の売上減少 等全体的に動きが鈍く期待外れに終わった。
(小 売 業)
ガソリンは1リットル当り前月比29銭値下がり、軽油は26銭値下がり、灯油は18リットル宅配で3円値下がりした。灯油は15ヵ月、ガソリンは16ヵ月連続で値下がりしている。
(小 売 業)
バーゲンセール(安売り)、中元セールを開催したが売上は伸びず。
(商 店 街)
建設業界において、公共工事は受注物件の内容分割等により、ライセンスB〜C級工事業者の発注が増え、逆にA級クラスの工事発注がゼロとなっている。
(サービス業)
繁忙期であるのに、夏休み、竿燈、お盆等需要増に繋がらず。特に竿燈は、天候不順のせいか市内からの人出が今までになく少なかった。
(運 輸 業)
道路用路盤材、生コン用骨材ともに大きな動きが なく生産調整を行っている会社も出始めており、 骨材業界は深刻な状況になってきている。販売数 量も前年比で3〜4割減少している。
(鉱 業)

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