フロム情報連絡員9月分

製造業の景況感依然厳しく、D.I値悪化


情報連絡員80名 回答数:74名 回答率:92.5%
情報連絡員報告による9月分の県内景況は、前年 同月比で、業界全体のD. I 値が-66.2ポイントとなっており、8月調査と比べて3.5ポイント悪化した。今月は非製造業が僅かに回復したものの、製造業において受注量の落ち込み、価格の低下等により景況の低迷が続いており、全体ではD. I 値が悪化した。
図の見方●前年同月比の【D.I値】をもとに作成しています。

対前年同月比


好転悪化割合 業界全体
好転悪化割合 製造業
好転悪化割合 非製造業

業界の声


季節の変わり目で商品の動きが悪く、売上が良くなかった。秋の鍋物商材を拡販しているがまだ動きが鈍い。
(食 料 品)
気温が上がらなかったため、夏物商品(冷中華、ざる等)の売上が伸びず、前月比、前年同月比とも売上高が減少した。
(食 料 品)
長引く製品市況の低迷が原木生産業にも影響し、生産量の減少が続いている。
(木材・木製品)
製品価格が底値横ばいであり、特に県内向けについては地域によって多少の差があるもののコストを割り込んだ低価格が相場となっているケースも見られる。
(木材・木製品)
大手中央業者や他県同業者の動向が活発であり、価格競争は厳しさを増している。
(印 刷)
出荷数量が前月比では119%とほぼ横ばいの状態であるが、前年同月比では72%と相変わらず減少している。
(窯業・土石)
景況の低迷が続いており、売上不振と利益減少で状況は悪化している。
(鉄鋼・金属)
全般的に仕事が少なくなってきており、厳しい状況にある。
(家具・建具・装備品)
九州、関東、関西方面の物産展販売に参加しているが、現況は厳しく売上が軒並み減少している。
(家具・建具・装備品)
長引く景気低迷と天候不順で、市場環境が非常に厳しい月となった。全体の売上は前年同月比95%、取扱数量は95%となり、取扱数量の減少に伴い売上の減少となった。
(卸 売 業)
売上の低下に次いで仕入れ価格が上昇に転じたことで、更に利益状況が悪化している。
(小 売 業)
一部組合員によるポイントカード2倍セール等により前年同月比で2割程度の売上増となった。
(小 売 業)
景気低迷に加えて天候不順だったことから売上が伸びなかった。
(商 店 街)
月前半の好天で契約の定期清掃や臨時清掃が順調に進み、売上高が増加した。
(サービス業)
組合員全般に稼動しており景況が回復に向っているが、前年度からみると県内の工事は少なく、さらに工事単価も下がってきている。
(建 設 業)
秋田地域の建設関連産業の仕事量に伸びがなく、販売取扱数量が前月比では90.8%、前年同月比では94.9%と減少している。
(鉱 業)

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