後継者の会 若紫 |
○第1回みそ造り教室2010年11月12日、由利本荘市の新山小学校でみそ造り教室を開催しました。若紫メンバーはみそ造りの先生です。初めての試みだったことや『若紫』としての初めての活動ということもあり、メンバーはやや緊張気味。今回は、新山小学校3年生の生徒計4クラス、約160人が参加してくださいました。 授業は、まず味噌の歴史、味噌の種類や原料についての説明から入ります。 生徒さんは授業を真剣に聞き、私たちから出される質問に対しては元気よく答えてくれていました。食育の一環として事前に勉強していた、というお話を先生方に伺ってはいましたが、「味噌は何を使って作るか知ってますか?」という質問に、「米こうじ!」と答えた生徒さんもいて驚かされました。 次は、仕込み手順の説明と実演です。 みそ造り先生のお話を聞きながら、その作業方法を見逃すまいと熱心に眺めていました。「力を入れてしっかりと混ぜる、けれど混ぜ過ぎてはいけない」という説明には、「難しそう」や「出来るかな」といった声も。みそ造りの道は簡単ではありません。力が必要な仕事なので「女の子で出来ない人は、同じ班の男の子が助けてあげてね」とみそ造り先生からの指示が出ます。頑張れ男の子! いよいよ実践です。一人ずつに配分された、つぶした大豆と塩と米こうじを混ぜていきます。 力を入れてよく混ぜる、けれど混ぜ過ぎないように。先生の教えを思い出しながら一生懸命進めていました。各テーブルについているみそ造り先生に確認してもらい、OKが出たら乳酸菌を加えて更によく混ぜます。 混ぜ終わったら丸めて(写真左)、空気を抜くため、思い切り叩きつけるようにして樽へと入れます(写真右)ジャンプしたり腕を大きく振り上げたりして、少しでも勢いをつけてから投げ込む生徒さんも多数いらっしゃいました。勢いが良すぎて樽から外れそうになる場面もありましたが、無事全員分が収まりました。 これで仕込みは終了です。重石をのせて発酵管理をして、約半年後にみその完成となります。どんなみそになるんでしょうね。出来あがったみそは、今回参加していただいた生徒さんへ配り、また給食にも使っていただく予定となっていますのでお楽しみに。 授業の最後、生徒さんから感想をもらいましたが、「楽しかった」「面白くて勉強になった」とありがたい言葉をいただき、非常に励みになりました。 参加していただいた生徒さん、そして協力してくださいました新山小学校の皆様、本当にありがとうございました。 |